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2012年(平成24年) 11月 19日(第4784号)
アセットマネジメント実践を/計画的な更新と資金確保へ/技術管理者研修開く/厚労省
先人の努力に感謝!/信頼の絆深め次の100年へ/下水道100周年記念式典を開催/名古屋市
官民マッチング大阪で/厚労省・経産省
貯水槽シンポジウム 12月13日に
国内外の技術に注目集まる/リン資源シンポ
JS表彰
来年1月にお客さまセンター開設/電話受付をワンストップ化/川崎市上下水道局
高濃度SSチェッカーを発売/幅広い測定範囲で用途拡大/オプテックス
アジアの水問題解決へ連携/水道分野の国際技術協力で協定/お互いの強みを補完/埼玉県とさいたま市
横浜の技術力を国内外に発信/「横浜デイ」開催/市内企業など42団体が出展
追い風受け更なる普及拡大を/名古屋市で臨時総会開催/管カメ協
浄水場運転管理業務委託を一般競争入札/京都府文化環境部
配ポリ管の施工性を確認/三郷市の施工現場を視察/石飛水道課長ら
アセットマネジメント実践を/計画的な更新と資金確保へ/技術管理者研修開く/厚労省
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厚生労働省水道課は16日、水道技術管理者研修を開催した。大臣認可の水道事業体の水道技術管理者らおよそ360人が出席。新水道ビジョンの策定をはじめ、立ち入り検査の結果、地方分権、広域化と官民連携など、水道行政の最新動向を伝えた。この中で特に、施設更新や再構築には不可欠だとしてアセットマネジメントの推進を強調した。都道府県別のデータを使い、アセットマネジメントを実施してみるという演習も用意。参加者はその重要性を実感したようだ。
先人の努力に感謝!/信頼の絆深め次の100年へ/下水道100周年記念式典を開催/名古屋市
名古屋市下水道供用開始100周年記念式典が13日、名古屋国際会議場で開催された。市民や関係者ら約240人が集まるなか、同市下水道の発展に尽力した先人の偉業を称えながら100年の歩みを振り返るとともに、次の100年に向け決意を新たにした。
冒頭、河村たかし・名古屋市長は「素晴らしい都市基盤づくりに尽力された先人の多大な努力に感謝」と挨拶。来賓挨拶では岡久宏史・国土交通省下水道部長が「次世代の下水道の構築に向け、今後も進取、果敢な精神で日本の下水道界をリードして頂きたい」、大村秀章・愛知県知事の代理で登壇した近藤隆之・建設部長は「手本、あるいはパートナーとして、今後も県内の下水道事業の発展に力添えを」と期待を寄せた。
顕彰式では、名古屋下水道の創設期から展開期に尽力し、今日の下水道の礎を築いた上田敏郎、茂庭忠次郎、石下朝重、池田篤三郎、杉戸清の各氏を紹介する顕彰パネルを除幕した。河村市長からの記念品贈呈に対し、親族の茂庭竹生氏、池田篤夫氏、杉戸大作氏がお礼のあいさつを述べた。
続いて松尾友矩・東洋大学常勤理事が『名古屋下水道100周年を祝して~下水道の歴史、課題、期待』をテーマに記念講演を行った。
官民マッチング大阪で/厚労省・経産省
厚生労働省と経済産業省は12月13日、民間業者と水道事業者にマッチングの場を提供する「水道分野における官民連携推進協議会」を大阪市で開く。札幌市、郡山市、仙台市、盛岡市に続き、今年5回目の開催となる。
会場は、大阪市中央区の大阪合同庁舎1号館。定員は100人。当日は、13時の開会に先立ち、12時からマッチング用の企業ブースを設ける。
厚労省水道課のホームページから参加申込書をダウンロードし、水道事業者は日本水道協会水道技術総合研究所にFAX(03―3262―2244)で送る。民間事業者は、水道課水道計画指導室にメール(shuidoushitsu@mhlw.go.jp)で送信する。締め切りは今月30日。問い合わせは、水道計画指導室(電話03―3595―2364)まで。
貯水槽シンポジウム 12月13日に
「貯水槽水道に関するシンポジウム」(主催=ランキング表示制度運営委員会、全国給水衛生検査協会、後援=厚生労働省水道課、水道産業新聞社など)が12月13日、東京・新橋の航空会館で開催される。貯水槽水道の管理の重要性を訴えようと行われているもので、昨年度に引き続き6回目の開催。貯水槽水道の問題に詳しい麻布大学の早川哲夫教授による講演と、同氏をコーディネーターにしたパネルディスカッション「貯水槽水道とランキング表示制度の必要性」が行われる。
現在、参加者を受け付けている。参加費は無料。申し込み締め切りは12月3日だが、定員120人に達したら締め切る。申し込み用紙は給衛協ホームページに掲載している開催案内から取り出せる。問い合わせは給衛協事務局(電話044―270―4375)へ。
国内外の技術に注目集まる/リン資源シンポ
リン資源リサイクル推進協議会は15日、都内で第8回リン資源リサイクルシンポジウムを開いた。国内で消費するリンの全量を海外からの輸入に依存するわが国が、戦略的なリサイクルに取り組む上で参考となる最新の動向や取り組みについて講演が行われた。
JS表彰
平成24年度日本下水道事業団表彰が発表された。優良工事表彰は11件(土木建築4件、機械5件、電気2件)、優良設計表彰は2件、功労者表彰は個人42人と53団体だった。表彰式は9日に行われた。
来年1月にお客さまセンター開設/電話受付をワンストップ化/川崎市上下水道局
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川崎市上下水道局は、平成25年1月1日に「上下水道お客さまセンター」を開設する。電話受付のワンストップ化とともに、受付時間の拡大、応答機能の充実を図ることで、市民サービスを向上させる。お客さまセンターの運営については、公募型プロポーザルにより特定した、コールセンターのアウトソーシング事業を展開しているビーウィズ(株)と契約を締結した。
高濃度SSチェッカーを発売/幅広い測定範囲で用途拡大/オプテックス
オプテックスは27日、下水処理場・工場排水処理向けの水質測定センサ「高濃度SSチェッカーTS―Mx」を国内外で発売する。ターゲットは、主に国内やアジア諸国。
SSチェッカーTS―Mxは、同社の従来機種(SSチェッカーTS―1000)よりも高濃度SSの測定が可能で、原水・処理過程から反応槽での水質監視など幅広い用途に対応する。測定方式は、後方散乱光方式。
特長は、0~5万mg/Lと測定範囲が幅広い点。このため、放流水の濁度測定だけでなく、反応槽の活性汚泥濃度の監視や原水・水処理過程の濁度監視に活用することができる。また、ワイパー洗浄装置を標準搭載し、検出窓を自動で洗浄するため、メンテナンス用の付帯設備が不要となっている。洗浄時間は、設置場所の水質状況に合わせて、10分から240分ごとに1回洗浄するように設定できる(10分単位で設定可能)。検出窓は、傷に強いサファイアガラスを採用している。
アジアの水問題解決へ連携/水道分野の国際技術協力で協定/お互いの強みを補完/埼玉県とさいたま市
埼玉県企業局とさいたま市水道局が1日、「水道分野における国際技術協力」で連携協定を締結した。水道用水供給事業を行っている県企業局と末端給水事業を行っている市水道局が連携して海外でのトータルサービスの支援体制を構築する。
今後は協定に基づき、県市がお互いの強みを補完し合いながら、効果的な国際技術協力を実施し、アジアの水問題の解決に貢献していく。水道分野における国際技術協力に係わる県市による連携協定の締結は、全国初となる。
横浜の技術力を国内外に発信/「横浜デイ」開催/市内企業など42団体が出展
横浜市は同市が持つ技術やノウハウと、それを活かした環境やまちづくりに関する取り組みを国内外にPRするため、1日、パシフィコ横浜会議センターで『横浜デイ』を開催した。同市のスマートなまちづくりに関連する取り組み紹介や企業PRコーナーでの交流会が行われた。
『横浜デイ』は10月29日から11月2日までパシフィコ横浜で世界の都市づくりに関する国際イベント「Smartcityweek2012」(日経BP社主催)の中で、横浜市が主催したイベント。国内外から350人を超える人が来場した。
追い風受け更なる普及拡大を/名古屋市で臨時総会開催/管カメ協
一般社団法人全国水道管内カメラ調査協会(杉戸大作会長)の第2回臨時総会が7日、名古屋市中村区のキャッスルプラザで開催され、24年度事業や予算の中間報告などが行われた。総会終了後には、吉川開二・名古屋市上下水道局技術本部長による講演が行われた。
浄水場運転管理業務委託を一般競争入札/京都府文化環境部
京都府文化環境部建設整備課は、京都府営水道浄水場等運転管理業務委託を一般競争入札で実施する。業務内容は、宇治・木津・乙訓浄水場の運転管理(終日)と広域浄水センターの運転管理(夜間)、宇治浄水場の排泥処理設備運転管理で、委託期間は平成25年4月から平成28年3月までの3年間。
入札参加資格申請書の提出期間は、今月26、27日の2日間で、入札・開札は12月19日に行う。
配ポリ管の施工性を確認/三郷市の施工現場を視察/石飛水道課長ら
厚生労働省の石飛博之・水道課長ら同課の職員計13人が12日、13日の2日間に分けて、三郷市で実施されている水道配水用ポリエチレン管の施工現場を視察した。配水用ポリエチレンパイプシステム協会(ポリテック)の提案に「以前から視察したいと思っていた。なかなか施工現場を見ることはないので、良い機会だと思った」(石飛課長)と実現したもので、三郷市水道部と三郷インター南部土地区画整理組合、業務代行者の戸田建設が全面協力した。
視察したのは三郷インター南部土地区画整理事業地内で行われている工事。口径100mmのポリエチレン管の融着接合が披露された。一行は、接合部の清掃と固定↓融着準備↓融着↓検査・冷却という一連の作業を確認。施工担当者から、管のメーカーや口径、融着に必要な電圧などのデータはバーコードによって管理していることなどの説明を受けた。5mの直管(約20㎏)を持ち上げてみて、“軽さ”を確認するシーンも見られた。