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2013年(平成25年) 1月 1日(第4794号)
上下水道の地震・津波対策を/水コン協と共催でシンポジウム/土木学会地震工学委
断層用鋼管が初実績/神戸市の大容量送水管/JFEエンジニアリング
DOWA社に損害賠償請求/2.9億円、ホルム水質事故で/1都4県13事業体
新たな国際研修制度導入へ/日水協
新春座談会/持続・復興への取り組みと方向
座談会/日水協「全国会議」とは
東西局長インタビュー
福岡女子大・生活の水の安全を守る女性たち
上下水道のPRに貢献した「水の天使」
上下水道の地震・津波対策を/水コン協と共催でシンポジウム/土木学会地震工学委
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土木学会地震工学委員会は12月20日、『平成24年度第1回地震・津波に関するシンポジウム~東海・東南海地震にどう向かい合うべきか』を静岡県地震防災センターで開催した。同シンポの運営は、土木学会地震工学委員会内に設置されている水循環ネットワーク災害軽減対策研究小委員会(=以下、小委員会)が主催し、全国上下水道コンサルタント協会が共催、さらに後援者として、▽国交省国土技術政策総合研究所▽厚労省水道課▽鹿島学術振興財団▽静岡県―が名を連ねている。上下水道をはじめとした社会インフラがいかに地震・津波対策を講じるかを考える上で示唆に富んだ内容となった。
断層用鋼管が初実績/神戸市の大容量送水管/JFEエンジニアリング
JFEエンジニアリングは12月20日、同社が開発した断層変位を吸収して通水断面を確保する「断層用鋼管」が国内で初めて神戸市水道局が進める大容量送水管整備事業に採用されたと発表した。
同事業は、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、バックアップ機能と貯留機能(5万9000立方m)を確保するために芦屋市境~奥平野浄水場間の大容量送水管(φ2400、延長12・8㎞)を整備するもの。
DOWA社に損害賠償請求/2.9億円、ホルム水質事故で/1都4県13事業体
昨年5月に利根川水系の浄水場で高濃度のホルムアルデヒドが検出された大規模水質事故について、関東地方1都4県の13水道事業体は12月26日、原因物質のヘキサメチレンテトラミンの排出事業者であるDOWAハイテック(株)(埼玉県本庄市)に対して損害賠償請求を行った。請求総額は約2億9000万円となっている。
新たな国際研修制度導入へ/日水協
日本水道協会は12月24日、第49回国際委員会(委員長=宮内潔・大阪市水道局理事)を開き、次年度以降の国際研修計画などを決めた。国際協力や海外水ビジネスへの参入を視野に入れた国際感覚と英語力のレベル向上を目的に、抜本的な制度見直しの方針が打ち出された。来月には、新企画「アメリカ水道協会年次大会参加ツアー」の募集を開始する。
新春座談会/持続・復興への取り組みと方向
2013年新春号は、上下水道事業の「持続」と東日本大震災からの復興、地球環境を視野に入れた環境対策をコンセプトに制作した。座談会「持続・復興への取り組みと方向」(地球環境を視野に)では、谷津・環境省地球環境審議官、岡久・国交省下水道部長、石飛・厚労省水道課長に加え、大垣・国立環境研究所理事長にご参加いただき、持続へ向けての取り組みや海外展開、復興のポイントなどをめぐり語り合っていただいた。
座談会/日水協「全国会議」とは
今年の4月から公益社団法人として新たに始動する日本水道協会。これに伴い、協会の主要行事も様変わりすることになる。本紙では、新たな秋の主要行事となる全国会議を中心に会議への期待と協会の役割について4人のキーパーソンに語り合っていただいた。
東西局長インタビュー
水道事業、下水道事業ともにさまざまな課題に直面している。老朽化施設の更新や施設の耐震化、国際展開、地方公営企業会計制度改正への対応、技術継承など枚挙に暇がない。将来にわたり安定したサービスを提供するためには、課題を克服し事業の持続可能性を確保しつつ、新たな取り組みを展開していく必要がある。本紙恒例の東西局長インタビューでは、水道代表として白根敬介・盛岡市上下水道事業管理者と沖田清治・広島県公営企業管理者・企業局長、下水道代表として吉岡亨・札幌市建設局下水道河川担当局長、井上隆治・福岡市道路下水道局長にご登場いただき、持続可能な水道事業・下水道事業実現に向けての考えなどを伺った。
福岡女子大・生活の水の安全を守る女性たち
「生活の水の安全を守る女性たち」をテーマに福岡女子大学で昨年11月30日、産学官技術交流会が開かれた。同大では毎年、学生と産・官がふれあう交流会を開催しているが、今回は、厚生労働省水道課で水道水質管理官として勤務したこともある柳橋泰生・国際文理学部教授が企画担当となったことから実現した。交流会では、水環境や水道水の安全を守るために働く女性たちが現状や課題、将来の夢などについて語り、「社会進出を」と呼びかけた。特に少子化社会では女性の活躍が不可欠。交流会の概要を紙上採録した。
上下水道のPRに貢献した「水の天使」
2012年に誕生したミス日本「水の天使」。世界に誇る日本の水インフラの素晴らしさを国内外に発信する役割を担う。初代「水の天使」に選ばれた酒井美帆さんは、国内外でめざましい活躍を見せ、日本の上下水道のPRに大きく貢献した。本紙では、今月28日に開催される2013年度ミス日本コンテストで1年間の任期を終える酒井さんへのインタビューを実施、「水の天使」としての1年間を振り返ってもらうとともに、水に対する思い、今後の目標などについて聞いた。