東京都水道局は、平成24年度大学委託研究報告会を同局研修・開発センターで開き、5人の学識者が23年度に実施した研究の成果などを報告した。18年度から行っている委託研究は同局にとって重要なテーマを扱っており、その成果は、同局の事業や研究に大きく貢献している。この日の報告会では、浄水処理などの最新の知見について、会場の職員と学識者の間で活発な質疑応答が行われた。 研究テーマは1.安全・安心な水道水確保のための浄水処理技術に関する調査 2.1,4―ジオキサンの処理に関する調査研究 3.気候変動による水道への影響評価と適応策に関する調査―の3つに大きく分かれており、1.については松井佳彦・北海道大学大学院教授、伊藤雅喜・国立保健医療科学院生活環境研究部上席主任研究官、鈴木拓也・八戸工業大学工学部講師が、 2.については松下拓・北海道大学大学院准教授が、 3.については滝沢智・東京大学大学院教授がそれぞれ報告した。 |
|