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2013年(平成25年)  4月 29日(第4821号)






効率的な老朽化対策議論/施策、予算要求に反映/国交省・下水協
 国土交通省下水道部と日本下水道協会は23日、第1回下水道施設の老朽化対策に関する検討委員会(委員長=長岡裕・東京都市大学教授)を日本下水道事業団の会議室で開いた。検討委員会では下水道施設の計画的かつ効率的な老朽化対策を行うための施策について検討を行い、平成25年度に実施する施策、予算要求に反映させることを目的にしている。

MBRの適用拡大へ/JS
 日本下水道事業団(JS)の技術評価委員会(会長=津野洋・大阪産業大学教授)は17日、検討の成果を「膜分離活性汚泥法の技術評価に関する第2次報告書―MBRの適用拡大へ向けて」として取りまとめ、谷戸善彦・理事長に答申した。JSは、今回評価された新たな設計・運転管理手法を内部基準に反映させ、MBRのさらなる用途の拡大と導入を強力に進める考えだ。

「金町」全量高度に/東京都
 東京都水道局は24日、金町浄水場高度浄水施設(三期)完成式を同浄水場内で開催した。三期施設の完成により、施設能力日量150万立方mの全量が高度浄水処理となり、23区東部地域に住む約250万人により安全でおいしい水を給水できるようになった。

安中德二氏に瑞宝中綬章
 春の叙勲受章者が発表された。国土交通省関係では安中德二・元建設省都市局下水道部長(前日本下水道協会理事長)が瑞宝中綬章、堂々功・元同部公共下水道課長(日本水工設計会長)が瑞宝小綬章を受章した。また、褒章者も発表され、日本原料代表取締役社長の齋藤安弘氏が黄綬褒章を受章した。

水道週間記念行事の内容決まる
 平成25年度水道週間記念行事実行委員会が25日、日本水道協会の会議室で開かれ記念行事の実施計画案が審議、了承された。実施計画によると、記念行事は6月1日(土)に東京ミッドタウン・アトリウムで開催。水琴窟を使ったコンサートやコーラス、さかなクン、マギー審司さん、生島ヒロシさんによるトークショー、水の飲み比べなどが行われる。また、東京都水道局のイベントが併催される。

急速空気弁など規格改正を検討/日水協
 日本水道協会は、水道用ソフトシール仕切弁および水道用急速空気弁のJWWA規格改正について水道施設に関する規格専門委員会で調査・検討する。水道バルブ工業会の要望を受けてのもので、さきの工務常設調査委員会で規格改正に向けた検討が了承された。
 今回の改正では、水道用ソフトシール仕切弁はJIS規格化された鉛レス銅合金を材料に規定すること、水道用急速空気弁は鉛レス銅合金の追加と、東日本大震災における空気弁の被害状況を踏まえ、被害の確認された遊動弁体、フロート弁体、フロート弁体案内の削除が検討される。

より安全でおいしい水へ/世界に誇る東京の魅力/金町浄水場高度三期完成式/東京都水道局
 東京都水道局金町浄水場における高度浄水施設の整備は平成元年に始まり、三期に分けて整備を進めてきた。一期施設(平成4年6月稼働)と二期施設(同8年4月稼働)では、26万立方m/日ずつ整備し、18年から6年半かけて建設した三期施設では98万立方m/日を整備した。これにより、150万立方m/日の全量が高度浄水処理となった。
 オゾン+生物活性炭による処理を行う三期施設には、高速凝集沈殿池から接合井を通った水が流入し、処理後の水は後凝集混和池から急速ろ過池へと向かう。オゾン処理では、オゾンと沈殿水の接触効率を高めるため、散気管に替わり散気板を初めて採用した。また、生物活性炭吸着池の炭層厚は2・5m。

蛇口の水を飲もう!/猪瀬知事が都民に呼びかけ
 完成式終了後、報道陣の取材に応じた猪瀬知事は、コップに注がれたできたての高度浄水処理水を一気に飲み干すと「本当においしい。(この水を蛇口から飲むことができるのだから)ペットボトル水なんていらない」ときっぱり。

新 トップ横顔・就任インタビュー/名古屋市上下水道局長 小林寛司氏
 今年4月1日付で名古屋市上下水道局長に就任した小林寛司氏は、総務局、環境局など同市で多様な職務を経験しているが、上下水道局での勤務は初めての経験となる。本紙では、小林新局長に就任の抱負と共に、市長部局での仕事ぶりを振り返っていただいた。

料金、施設清掃業務を委託/小規模事業体の参考事例に/肝付町水道課
 鹿児島県の肝付町水道課は、今年度から水道事業窓口・会計等業務を(株)エヌジェーエス・イーアンドエム(戸來伸一社長)に委託した。委託期間は、平成25年4月から平成30年3月までの5年間。
 委託内容は、多くの水道事業体で行われている窓口・検針・料金・滞納整理業務のほかに、会計業務と町内に散在する30カ所の水道施設の清掃管理業務が含まれており、小規模事業体が発注する民間委託の参考となる事例と言えそうだ。

「グーグルプラス」を開始/名古屋市上下水道局
 名古屋市上下水道局は1日から、同市上下水道100周年事業に関する情報を発信するため、SNS(ソーシャルネット・ワーキング・サービス)の一つであるGoogle+(グーグルプラス)を開始した。100周年事業に関するイベントの情報や上下水道の歴史に関する情報、豆知識などを配信している。

官民の連携促進方策を提言/中小事業体の事業運営・管理を支援/水団連
 日本水道工業団体連合会は、官民連携を促進させ、技術者の確保・育成で課題を抱える全国の水道事業体を支援するため、「水道事業の民間委託促進に向けて―水道事業民間委託促進委員会からの提言」を取りまとめた。23日には、坂本弘道・水団連専務理事が日本水道協会、厚生労働省、総務省に提言書を提出し、官民連携の促進を強く訴えた。今後、水団連では、事業体や関係団体、国会議員などにも提言書を配布していく。

電源不要の浄水装置を開発/災害時や海外での活用を/日本原料
 日本原料(本社:川崎市、齋藤安弘社長)は、「砂ろ過式無電源浄水装置」を開発した。電気を使わずに手動操作のみで、浄水処理とろ過砂の洗浄を行えるのが大きな特長。また、同社独自のろ過砂洗浄技術である「シフォン洗浄」を用いることで、ろ過材を交換することなく常に清浄に保ち、高いレベルの処理水質を安定的に確保することができる。災害時や水道・電気などのインフラが整備されていない国・地域で求められる機能を備えた装置といえる。

岡崎市と見守り協定締結/業務を通じ福祉向上に貢献/ジェネッツ
 ジェネッツ(深澤貴社長)はこのほど、岡崎市と「高齢者見守り支援事業に関する協定書」を締結した。
 同協定は、同市と民間事業者が連携体制を構築し、積極的に高齢者や認知症の方の見守り活動を行うことにより孤独死や虐待などを未然に防止することを目的としている。具体的には、同社が検針などの業務で異変を察知した場合に、同市や関係機関に連絡・通報する。検針は2カ月に1回で、きめ細やかな福祉支援ができないことから、市ではジェネッツと連携して1週間に1回程度、見守りを行っていくようにしたいとしている。

クラウド型会計システムを販売/新地公会計制度に対応/日立システムズ
 日立システムズは3月28日、地方公営企業会計制度の改正や災害時の事業継続対策に対応した「e―ADWORLD2公営企業会計システムfor SaaS」の販売を開始した。
 同システムは、平成26年度から適用される新しい地方公営企業会計制度に対応した共同利用型のクラウドサービス。安価なコスト、最短1カ月という短期間でシステムが導入でき、新会計制度に対応した予算管理、執行管理、期末処理などの会計業務を行うことができる。

平成25年度の表彰者を決定/水団連
 日本水道工業団体連合会は17日、日本水道会館で第44回表彰委員会を開き、平成25年度の表彰者を決めた。表彰式は6月7日開催の総会で行う。

耐震性、100年寿命をPR/φ200のJWWA規格化へ/ポリテック
 配水用ポリエチレンパイプシステム協会(ポリテック、会長=宇治耕吉・クボタシーアイ社長)は23日、東京都中央区の鉄鋼会館で理事会と定時総会を開き、今年度活動計画、予算などを決めた。
25年度はさらなる成長、採用の拡大を目指して、企画委員会の下部組織として企画WGを設置。目標とする事業体を選定し、採用促進活動を展開する。そのツールとして、このほど、同協会がまとめた東日本大震災の管路被害調査報告書、100年寿命の検証などを活用し、採用事業体数の増加、採用口径の拡大を図っていく。

「ろ過材洗浄リサイクル技術」評価/日本原料・齋藤社長に黄綬褒章
 政府は、25年春の褒章受章者を発表した。水道関係では、日本原料の齋藤安弘社長が黄綬褒章を受章した。「水処理用粒状ろ材の洗浄リサイクル装置の開発」(同社製品名:「シフォン式ろ過砂洗浄機)の発明考案に精励したことが評価された。同装置は、逆流洗浄時に内蔵された螺旋状のスパイラル羽根(シフォンスクリュー)で汚れたろ過材をもみ洗いすることで、ろ過材を破砕することなく、従来の空気洗浄や逆流洗浄では洗浄しきれなかった汚れを除去する。地球温暖化防止にも大きく貢献することができる。

事務所を移転/SDライナー工法協会
 SDライナー工法協会は、事務所を移転した。
 移転先の住所、連絡先は次のとおり。
 〒370―0071群馬県高崎市小八木町310―1、電話027―329―7378、FAX027―329―7379