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2013年(平成25年) 12月  2日(第4871号)






強靱な国土へ水道が役割を/「水道議連」が設立/自民党
 自民党の国会議員による「水道事業促進議員連盟」が設立された。施設の老朽化対策や耐震化をはじめ、災害対策、人口減少に伴う料金収入の減少、職員不足など水道事業が抱える様々な課題の解決に向けた活動を展開していくという。11月27日党本部で開かれた設立総会には26人の議員が参加、この日時点で46人が入会している。議連の規約には、「地域とともに、信頼を未来につなぐ日本の水道」を実現することを目的とする、とある。新水道ビジョンにも掲げられたこのスローガンのもとに集結した政界からのバックアップは、水道界にとって心強い。
 議連設立の背景には、減少傾向にある水道予算への危機感がある。昭和40年代に急速に整備された施設の老朽化への対応をはじめ、課題が山積状態の水道事業。課題解決へ早急に取り組むべきだ、と議員が集結した。

水道議連役員
【顧問】▽谷垣禎一(衆)▽田村憲久(衆)
【会長】▽川崎二郎(衆)
【会長代理】▽鈴木俊一(衆)
【副会長】▽今津寛(衆)▽上杉光弘(衆)▽遠藤利明(衆)▽岩城光英(参)▽小坂憲次(参)▽脇雅史(参)
【幹事長】▽盛山正仁(衆)
【幹事】▽安藤裕(衆)▽秋元司(衆)▽伊東良孝(衆)▽井林辰憲(衆)▽大串正樹(衆)▽大塚高司(衆)▽小里泰弘(衆)▽北村誠吾(衆)▽桜井宏(衆)▽櫻田義孝(衆)▽左藤章(衆)▽関芳弘(衆)▽谷公一(衆)▽とかしきなおみ(衆)▽長島忠美(衆)▽橋本岳(衆)▽福井照(衆)▽船橋利実(衆)▽牧原秀樹(衆)▽三ツ林裕巳(衆)▽福岡資麿(参)▽丸川珠代(参)▽山下雄平(参)
【事務局長】▽務台俊介(衆)
(敬称略。11月28日現在)

平成25年度版 水道年鑑
 水道産業新聞社は、このほど平成25年度版「水道年鑑」を発刊しました。
 今回で第55版目を迎える水道年鑑は、水道事業等の歴史を正確に記録しながら出版物としても充実の一途をたどり、水道界を代表する出版物としての評価が定着し、とくに中央官庁、全国水道事業体、産業界、学会、団体等の名簿編は広くご活用いただいております。また本年鑑では、今年3月に策定された「新水道ビジョン」の概要と今後の展開についても収録しています。
 平成25年度版「水道年鑑」を、ぜひご購入くださいますよう、お願い申し上げます。お申し込みは、電話又はFAX、HPで。

革新的技術開発をテーマに講演/下水道機構
 日本下水道新技術機構は11月22日、第58回下水道新技術セミナーを都内で開いた。下水道における革新的技術開発の取り組みをテーマに、長岡裕・東京都市大学教授の基調講演などが行われた。長岡教授は「これからの下水道事業に求められる技術開発の方向について」と題して講演し、「特に注目しているのは管路の維持管理技術や熱回収。管路の維持管理は老朽化対策に非常に重要。B―DASHでスクリーニング技術が注目をされたことは大きな転換ではないか」などと熱弁を振るった。また、他分野技術の積極的な導入やトータルシステムの意識も技術開発に必要だと参加者に訴えた。

PPP/PFI活用検討会
 国土交通省下水道部はさきごろ、第7回下水道施設の運営におけるPPP/PFIの活用に関する検討会を都内で開いた。前回から引き続き、PFIの新たな手法であるコンセッション方式のスキーム構築に関係する主な論点について検討した。今後、ガイドラインの素案を検討し、パブリックコメントを受けた上で、年度末にガイドラインを取りまとめる方針。

東京都が国への要望活動実施/低金利債への借換制度復活を/総務省に最大限の配慮求める/公営企業3局
 東京都水道局、下水道局、交通局の公営企業3局は11月22日、総務省に対する要望活動を実施した。吉田永・水道局長、松浦將行・下水道局長、新田洋平・交通局長の3人が先頭に立ち、総務省の平成26年度予算編成において、地方公営企業に最大限の配慮をすることを求めた。
 この日の要望活動では、村中健一・官房審議官(公営企業担当)、米田順彦・公営企業課長、廣澤英治・公営企業経営室長に提案要求書を手渡した。要求書では、財政措置の拡充として、政府資金および旧公営企業金融公庫資金で起債した企業債について、低金利債への借り換えなどの制度を復活させるとともに、借り換え条件を緩和することを3局が共通して求めた。
 また、水道事業については、水道施設の再構築に備え、更新資金をストックするためのルールを作るとともに、更新事業に対する財政措置を講じることを要求。下水道事業については、下水道事業の促進および経営基盤強化のため、起債する際の公的資金について所要額を確保することを要求した。

JICAの普及・実証事業を受託/メダン市、メトロセブ水道区で/横浜ウォーターがグッドマン、日本原料と連携
 横浜市水道局が100%出資する横浜ウォーターは、グッドマン、日本原料と連携して、インドネシア・北スマトラ州メダン市とフィリピン・メトロセブ水道区でJICAが実施する民間提案型普及・実証事業を受託した。グッドマンと日本原料の製品・技術を両地域に導入し、課題の解決に有効であることを実証するとともに、現地での適合性を高め、普及の促進を図ることが目的。メダン市では、平成27年3月までを期間に、グッドマンが開発した樹脂管に特化した漏水探索器の導入・実証・普及を、メトロセブ水道区では、28年1月までを期間に、日本原料が持つろ過池更生システムの技術と移動式砂ろ過浄水装置の導入・実証・普及を行う。

既存施設を運用しながらの浄水場更新事業/津山市水道局
 津山市水道局は水道研究発表会(10月23~25日、福島県郡山市)で、上田眞矢・同局水道施設課主査が「既存施設を運用しながらの浄水場更新事業」と題して発表した。同市の小田中浄水場の敷地内には、岡山県広域水道企業団の浄水場があり、最適な施設規模や共同施設の更新なども踏まえ、事業を推進している。平成28年3月の工事完了を目指しており、その発表概要を紹介する。

「再構築」への支援を/厚労省に支援訴える/水道局
 東京都水道局は11月20日、厚生労働省に対する要望活動を実施した。吉田永・局長を先頭に大臣、副大臣、政務官、事務次官らの部屋を精力的に廻り、髙島泉・大臣官房審議官や水道課の幹部には直接面談して要望書を手渡すと共に、同局事業に対する国の支援を訴えた。
 水道課では、福田宏之・水道計画指導室長、田中紀彦・水道水質管理官と面談し、福田室長には、「更新・再構築が今後の重要な課題となっており、これに先立って実施する代替浄水場整備に対する補助制度の創設を検討してほしい」と訴えた。

記念噴水塔のパネル設置/近代水道創設記念日に/横浜市水道局
 近代水道創設記念日である10月17日、横浜市水道局は、中区のJR桜木町駅前広場で「水道創設記念噴水塔」を写した壁面パネルの除幕式を行った。土井一成・同市水道事業管理者をはじめとする出席者は、パネルの設置を祝うとともに、今後、桜木町駅前広場の新たなシンボルとして長く親しまれることを願った。記念噴水塔は明治20年、日本最初の近代水道が横浜で誕生したことを記念して、当時の横浜停車場(現在の桜木町駅付近)に設置されたもので、現在は保土ヶ谷区の横浜水道記念館に展示されている。

日立造船とアタカ大機が合併/来年4月に/一体運営で経営資源の最適化へ
 日立造船とアタカ大機は11月28日、平成26年4月1日に合併すると発表した。アタカ大機の発行済み株式総数の55・1%を持つ日立造船を存続会社、アタカ大機は消滅会社となる。合併により、一体運営による事業推進力の強化や経営の合理化を図る。合併後の日立造船の社長は、引き続き谷所敬氏が務める。今後は、委員会を発足させ、体制などについて検討していくとしている。また、アタカ大機は、26年2月12日に臨時株主総会を開き、合併契約の承認などの議案を上程する予定だ。 日立造船は、長期ビジョンや中期経営計画で、「グリーンエネルギー分野」や「社会インフラ整備・防災分野」を重点分野に掲げている。一方、アタカ大機は、水処理プラントや環境装置などの製造・販売を手がけ、海外事業の拡大や新製品・新事業の創出、利益率の向上を重点施策としてきた。アタカ大機を含む日立造船グループは、官需の総発注量の減少や国内設備投資に大幅な改善の兆しが見えないことから、合併により、人材の有効活用や調達や開発などで一体運営を図り、経営資源の最適化を目指す。また、グローバルな市場開拓を強力に推進していくという。

上半期対前年比120%/中間報告臨時理事会開く/POLITEC
 配水用ポリエチレンパイプシステム協会(会長=宇治耕吉・クボタシーアイ社長)は11月28日、東京都中央区の鉄鋼会館で平成25年度中間報告臨時理事会を行った。上半期の企画委員会、技術委員会の活動報告や下半期の計画、今年度発足させた企画WGの活動報告、平成26年度の予算計画案についての報告があった。
 冒頭あいさつした宇治会長は、日本水道協会の検査実績でみると、平成24年度実績で年間の布設延長距離が3015㎞となっており、前年より500㎞ほど増加していることを報告。「25年度も8月までの実績では、トン数ベースで対前年比120%となっていることから4000㎞達成も視野に入ってきた」と述べ「昨今の厳しい経営環境にある水道事業体の経営にアセットマネジメント面から提案することで水道界に貢献していく。水道配水用ポリエチレン管の普及拡大が実現できるよう一層の協力を」と呼び掛けた。

米調査会社がセラミック膜を高く評価/国内外で受注拡大を/Global Product Differentiation Excellence Awardを受賞/メタウォーター
 メタウォーターの「セラミック膜」が、米国の調査会社フロスト&サリバンから「Global Product Differentiation Excellence Award」を受賞した。同賞は、フロスト&サリバンの産業アナリストが独自性を持つ差別化製品を評価して表彰するもの。今回の受賞は「浄水・排水分野Product Differentiation Excellenceカテゴリー」におけるもので、同カテゴリーでは国内初の受賞となる。
 フロスト&サリバンのアナリストからは「セラミック膜という独自のテクノロジーは、他の競合他社には真似できない、極めてハイレベルな技術の結実であると同時に、水環境業界全体のリーディングカンパニーとしての地位確立に寄与した」「極めて秀でた性能を持ち、当テクノロジーはエンドユーザーに対して高水準の利益を保証する技術といえる」「水環境業界のあらゆる分野に必要な技術」などと高い評価を受けている。

地震に強い水道の実現へ/新潟で水道防災セミナー開く/防災白熱アカデミィ
 防災白熱アカデミィ(理事長=髙田至郎・神戸大学名誉教授)は11月26日、新潟市の新潟東映ホテルで水道防災セミナーを開催した。同セミナーは、地震・津波の防災知識、耐震管路の考え方を知ってもらうことを目的としており、水道施設の地震被害の特徴や今後の地震対策、転換期を迎えた水道の課題と展望などが紹介された。新潟市水道局の職員をはじめとする周辺自治体の職員やコンサルタントなど約60人が受講した。

クボタ阪神工場で研修会/GX形の普及や耐震化促進を/ダク協関西支部
 日本ダクタイル鉄管協会関西支部は11月20日、同27日と関西の水道事業者を対象にクボタ・阪神工場で『ダクタイル鉄管製造工場研修会』を開催した。
 水道管路耐震化に向けて規格化したGX形ダクタイル鉄管は平成25年9月時点で全国718の事業体が採用し、出荷延長は2285㎞に達している。GX形管のさらなる普及や管路耐震化の促進を目指し、研修会は開催されたもの。
 20日の研修会には約20人が参加し、山田豊実・ダク協関西支部長によるGX形鉄管の概要説明、荒川範行・阪神工場長からの工場説明の後、GX形直管などの製造ラインを見学した。

1月6日から販売価格値上げ/キッツ
 キッツは11月29日、1月6日から製品のメーカー希望販売価格を値上げすると発表した。製品販売価格の改定は、約5年ぶり。急激な円安による素材・製品の仕入れ価格、電力などのエネルギーコスト、鉄スクラップ価格や梱包に関わる副資材のコストの上昇などがコストアップの要因となった。
 値上げ対象製品、改定率は次の通り。
 【青黄銅弁】
 ▽一般10~12%▽ボール10~12%
 【ダクタイル弁】
 ▽全般7%
 【鋳鉄弁】
 ▽全般7%
 【バタフライ弁】
 ▽ダクタイル7%▽アルミ12%▽ステンレス10%
 【ステンレス弁】
 ▽Bシリーズ7%▽A・Kシリーズ10%▽UT10%▽UTK7%▽Fボール10%
 【鋳鋼】
 ▽一般15%▽ボール10~15%
 【プラスチック】20%
 【自動弁(アクチェータ単体)】10%
 【部品】15%

塩ビ樹脂を値上げ/大洋塩ビ
 大洋塩ビは11月28日、12月16日納入分から水道管や下水道管などに使う塩化ビニル樹脂を値上げすると発表した。現行価格に対し、1㎞あたり16円値上げする。国産ナフサ価格の高騰に加え、ユーティリティなどの諸経費全般も上昇していることから値上げを決めた。

コンプライアンス勉強会開く/水コン協関東支部
 全国上下水道コンサルタント協会関東支部は11月1日、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで平成25年度コンプライアンス勉強会を開いた。会員企業14社から44人の参加があった。「職場教育の充実と社会を発展させる労務管理について考える」をテーマに、ふくろう人事サーポートの關俊彦氏が講演。どのようにすれば働きやすい職場環境がつくれるか紹介した。また「上司や部下の心理的傾向をみるのも相手を知るひとつの方法」とし、心理テストが紹介された。参加者は自分が1.コントローラー 2.プロモーター 3.サポーター 4.アナライザー―のどの型なのか休憩時間を利用して診断した。

コンプライアンス勉強会開く/水コン協関東支部
 全国上下水道コンサルタント協会関東支部は11月1日、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで平成25年度コンプライアンス勉強会を開いた。会員企業14社から44人の参加があった。「職場教育の充実と社会を発展させる労務管理について考える」をテーマに、ふくろう人事サーポートの關俊彦氏が講演。どのようにすれば働きやすい職場環境がつくれるか紹介した。また「上司や部下の心理的傾向をみるのも相手を知るひとつの方法」とし、心理テストが紹介された。参加者は自分が1.コントローラー 2.プロモーター 3.サポーター 4.アナライザー―のどの型なのか休憩時間を利用して診断した。

Waterクイズ当選者発表
 本紙の第1回日本水道協会全国会議グラビアの「Waterクイズ」にご応募いただき、ありがとうございました。正解は、「コオリヤマ」でした。厳正な抽選により次の方々が当選いたしました。
 【1等】(賞金3万円)
▽佐々木久智(広島市)
 【2等】(賞金1万円)
 ▽横山真菜美(三木市)▽山下佳世(倉敷市)
 【3等】(賞金5千円)
 ▽吉毛利真弓(室蘭市)▽照井貴子(恵庭市)▽佐竹望(いわき市)▽望月建志(東京都)▽鈴木恵美(大和市)▽土田雅子(新潟市)▽高野力徳(長岡市)▽松本靖彦(高岡市)▽戸塚久美(静岡県森町)▽盛田幹夫(名古屋市)▽近藤博信(安城市)▽松下泰文(京都府精華町)▽仲優美(大阪市)▽東野昭弘(守口市)▽中村光昭(広島市)▽井野万里恵(山口県田布施町)▽大川広幸(阿波市)▽森博文(高知市)▽元川礼子(長崎市)▽高宮則生(熊本市)
敬称略