水道産業新聞社
検索  


水道産業新聞とは新聞購読のお申し込み会員サービスコーナー


今週の紙面
過去の特集一覧
バックナンバー
水の資料館
水の資料館
出版物案内
水道・下水道年鑑
関連書籍
水の広報PR
水の広報PR
水の写真コンテスト
水の写真コンテスト
上下水道製品技術紹介
水道資機材総合事典
下水道資機材・工法総合事典
リンク集
リンク集
健康のため水を飲もう
健康のため水を飲もう
会員のコーナー
意見の玉手箱
会社案内
会社案内
個人情報保護方針
採用情報


バックナンバー

2014年(平成26年)  4月 24日(第4904号)





良好な水環境創出に向け/合流改善率65・9%/中小都市ほぼ完了/国交省・平成25年度末評価
 国土交通省下水道部が、平成25年度末時点で合流式下水道を採用している地方公共団体を対象に、改善の進捗状況を評価した結果が公表され、対策施設の整備が完了している合流区域面積の割合を示す「合流式下水道改善率」が65・9%となっていることが分かった。25年度までに必要な改善対策を終える予定である地方公共団体のうち、1都市を除き169都市と16流域下水道が対応を完了。35年度までの地方公共団体では、2都市が対応を完了した。

「次世代水政策」示す/低頻度・高リスク対応など/国交省
 国土交通省水資源部は11日、「今後の水資源政策のあり方~幅を持った社会システムの構築(次世代水政策元年)~」を公表した。国土審議会水資源開発分科会調査企画部会(部会長=沖大幹・東京大学教授)において、昨年10月から合計9回にわたって審議を行い、中間とりまとめとしてまとめたもの。
 気候変動のリスクや社会的環境の変化など様々な課題への対応が迫られる中、今後の水資源政策を考えるポイントとして、幅を持った社会システムの構築、ハード・ソフト対策の重層的な展開、次世代水政策の実行をあげた。

26年度から特別研究に/小規模水道の"持続"を支援/水道技術研究セ
 水道技術研究センターはさきごろ、「中小規模水道事業及び施設の再構築に関する調査」の第3回研究委員会(委員長=太田正・作新学院大学教授)を開いた。小規模水道の持続に向けて、特徴を考慮した水道システムのあり方などを議論した。
 事務局は、参考事例として静岡市簡易水道事業の視察調査をグーグルマップや写真を用いながら報告した。各事業の給水
人口は38~1202人で、施設規模は40~1757立方m/日。水源種別は表流水、浅井戸、深井戸、処理プロセスは消毒のみ、緩速ろ過、急速ろ過、膜ろ過と多岐にわたる。同市の19の簡易水道事業のうち16事業は、平成28年度までに上水道事業に統合する予定。

水道事業ビジョンの策定状況を公表/厚労省
 厚生労働省水道課は今年4日1日現在の水道事業ビジョン(地域水道ビジョン)の策定状況を公表した。
 それによると、上水道事業788事業(711プラン)、用水供給事業70事業(53プラン)で策定されている。簡易水道事業は上水道事業との共同作成を除いて60プラン、都道府県の水道行政主管部局による都道府県ビジョンは10プランとなっている。

ウォータープラザの戦略的活用へ/北九州市に施設引継ぐ/海外水ビジネスの国際拠点に/北九州市、NEDO、GWSTAが調印式
 北九州市は11日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、海外水循環ソリューション技術研究組合(GWSTA)と『ウォータープラザ』の戦略的活用に向けた調印式を行った。実証研究期間を終了したウォータープラザをNEDOから同市が引き継ぎ、GWSTAは実証研究をさらに発展させる。3者による新たな連携体制を構築するなかで、海外水ビジネスに向けた取り組みをさらに加速させる方針だ。

アルミドームに太陽光発電/はつが野配水池が供用開始/和泉市上下水道部
 大阪府和泉市上下水道部では中央丘陵水道施設建設事業の一環として進めてきた『はつが野配水場・2号配水池』が完成し、今年3月から供用を開始した。同配水池は新規住宅開発による水需要増加への対応として重要な役割を担い、さらに配水池屋根には太陽光パネルを設置するなど省エネルギー対策も備えた施設となっている。
 和泉市の丘陵地帯は新規宅地開発が活発化し、今後の水需要増加に対応した取り組みとして、平成4年度から第4回拡張事業に着手している。
 4拡では、27年度を目標に給水人口19万9600人、1日最大給水量9万立方mとし、給水条件の均等化、受水施設・送配水施設の整備拡充及び監視制御体制強化など広域的な施設運用を図るための諸施策を進めている。
 『はつが野配水場』は泉州山手線以南の都市再生機構区域内、あゆみ野、はつが野地区、さらに周辺の中区配水区の安定給水を目的に整備し、平成11年には1号配水池が稼働した。2号配水池は配水場の敷地内に増築し、さらに配水場周辺への給水のため配水塔、送水ポンプなども整備した。
 2号配水池の容量は、1号配水池と同じ9500立方m。阪神・淡路大震災や東日本大震災以降のインフラとして、非常用給水体制の強化を図った。2号池の完成により1号池の緊急遮断弁で応急給水用の飲料水確保が確実となった。
 また配水塔は、配水場周辺地域の宅地開発による水需要を考慮し、3階給水にも十分な水圧を供給できるよう高さは33mに整備している。

ジェネッツと災害時協定を締結/巡回広報や応援給水を目的に/堺市上下水道局
 堺市上下水道局は1日、ジェネッツ(本社・東京都、深澤貴社長)と災害時における応援協定を締結した。同局における民間との災害時協定は12例目となる。木田義和・上下水道事業管理者は「本局検針業務を受託するなど、土地勘のあるジェネッツとの連携は災害対応の強化に繋がる」と意義を語っている。
 同局は、災害発生時に、庁舎隣接のホームセンター駐車場を支援車両の駐車に活用するほか、仮設配管や早期復旧を図る不断水工法の調達、漏水調査など多角的に民間企業との協定を締結してきた。
 今回は、堺市内に大規模地震など自然災害が発生し、上下水道事業に広範囲な被害が発生した場合、ジェネッツが巡回広報、電話対応、応急給水などによる応援業務を行うことを目的に協定を結んだ。

簡水統合支援など議論/柳井市内で第21回総会/企業団協中国四国地区協
 平成26年度全国水道企業団協議会中国四国地区協議会第21回総会が17日、柳井地域広域水道企業団の担当により、山口県柳井市で開催された。会員提出問題4題の審議などが行われ、2題を企業団協第58回総会(5月22日、岡山県倉敷市)に提出することとした。同地区協議会の次期総会開催地は岡山県広域水道企業団。

利用者の理解・協力を促進/浜松市が下水道工事イメージアップで表彰式
 浜松市上下水道部は3月28日、同部住吉庁舎で平成25年度下水道工事現場のイメージアップコンクール表彰式を行った。同部発注の下水道工事現場において、施工企業が実施した工事現場のイメージアップ状況を審査し、優れたものを表彰することで、工事現場環境のレベルアップを図り、工事現場周辺に住む下水道利用者の理解と協力を得ることが目的。最優秀賞は風早建設とマットが、優秀賞は細江中村組と山平建設が受賞した。

春のイベントに12000人来場/神戸市東灘処理場
 第12回アーモンド並木と春の音楽会がこのほど、神戸市建設局東水環境センター内(東灘処理場)で開催された。会場では、踊りや吹奏楽演奏などステージイベントをはじめ、処理場見学や交通安全教室などが催され、家族連れなど昨年並みの約1万2000人が来場した。なお、ステージイベントの司会を、2014年度ミス日本「水の天使」の神田れいみさんらが務めた。

処理場の省エネに貢献/低圧損型の散気装置開発/エアロウイングⅡ、ウィードレスⅤの販売開始/三機工業
 三機工業は、高い酸素移動効率を維持しながらより圧力損失の低い散気装置「エアロウイングⅡ」と水槽上部設置型低動力撹拌機「ウィードレスⅤ」の深槽式タンク向けの販売を開始した。エアロウイングⅡは日本下水道新技術機構から「建設技術審査証明書」を取得し、「ウィードレスⅤ」は同審査証明の適用範囲拡大の認定を受けた。今後、同社では省エネを実現する技術として提案活動を展開し、下水処理場の省エネに貢献していく方針だ。

IWA-PIA東アジアで最優秀賞/3回連続受賞は世界初の快挙/無動力・無薬注のダム水処理装置/ナガオカ
 ナガオカ(三村等社長)がIWA―PIA(革新的技術表彰)東アジア地区に応募していた、中国浙江省長興県において実施した電力・薬品を使わないダム水処理施設とその技術がスモールプロジェクト部門で最優秀賞(Winner)を受賞した。IWA―PIAは隔年行われており、同社の受賞は3回連続。これは世界初の快挙である。賞の授与式は6月3日、シンガポールの世界水週間において行われる。また、今回受賞した世界4ブロックの技術はグローバルPIAの審査対象となっており、その結果は今年9月にポルトガル・リスボン市で開催されるIWA世界会議において発表される。

緻密な残塩管理で威力/南城市の配水池追塩で採用/ササクラのオンサイト型電極冷却式次亜生成装置に注目
 沖縄県南城市では県企業局からの受水拠点で知念岬にある久手堅(くでけん)配水池に試験設置していた追加注入用の次亜塩素酸ナトリウム生成装置の稼働状況が良好なことを受け、今月から同装置を本格採用している。装置は電極による温度上昇を抑制する機能を備えるなど、既存の生成次亜装置の課題をクリアした新製品。用水供給と末端給水とで連携して緻密な残塩管理を行えるツールとして注目を集めそうだ。

人材育成・確保が急務/合同懇親会開く/推進技術関連4団体
 推進技術関連4団体(ユニコーン協会、ベビーモール協会、PIT&DRM協会、管周混合推進工法協会)は18日、東京都千代田区のルポール麹町で総会を行った後、合同懇親会を開いた。

レベル2地震時照査にも対応/BOXカルバートの設計Ver.13発売/フォーラムエイト
 フォーラムエイトは、鉄筋コンクリート式ボックスカルバートの設計計算や図面作成、設計調書出力をサポートするプログラム「BOXカルバートの設計Ver.13」をリリースした。
 同プログラムは、1~3連ボックスカルバートの通常設計や地震時の検討、1連ボックスカルバートの限界状態設計、斜角付きボックスの設計、門形カルバートとウイングの計算が可能で、各種基準類の自動セット機能も備えている。基礎形式は、直接基礎、バネ基礎、杭基礎に対応する。荷重は、内外水位・任意荷重、活荷重、任意活荷重の考慮が可能だ。
 また、3連ボックスまでの本体・翼壁、門形カルバートの一般図から配筋図、組立図、加工図、鉄筋表などを一括生成することができ、SXF、DWG、DXFなどのファイル出力にも対応。さらに3D配筋機能、IFC、Allplan形式のファイル出力にも対応している。

副社長に今井茂樹氏/水道マッピングシステム
 1日付けで、水道マッピングシステム代表取締役副社長に今井茂樹氏が就任した。六車一正・代表取締役副社長は3月31日付けで退任した。