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2014年(平成26年) 12月  4日(第4956号)





水道を未来につなぐ/課題解決へ水道界が結束/日水協
 日本水道協会は11月27日、第3回運営会議を開いた。10月に名古屋市で開催した全国会議・第85回総会での決議事項を要望書にとりまとめ、会議後には政府与党の国会議員や関係省庁に陳情活動を行った。要望書は「未来につなぐ生命の水道~より安全で強靭な水道を目指して~」とのタイトルがつけられた。人口減少に伴う料金収入の減少をはじめ、頻発する自然災害への対応や老朽化施設の更新など、山積する課題を乗り越え、水道を未来につないでいく。 "

塗覆装鋼管類JWWA規格を改正
 日本水道協会は11月20日、第178回工務常設調査委員会(委員長=清塚雅彦・横浜市水道局給水部長)を開催した。5つのJWWA規格▽水道用塗覆装鋼管(G117)▽水道用塗覆装鋼管の異形管(G118)▽水道用ポリウレタン被覆方法(K151)▽水道用ポリエチレン被覆方法(K152)▽水道用ジョイントコート(K153)―の改正について審議され、了承された。
 今回の規格改正は、日本水道鋼管協会からの要望を受け、調査・研究が進められてきたもの。これまで同協会は外面被覆のポリウレタン被覆やポリエチレン被覆、ジョイントコートなど水道用鋼管の内外面塗覆装について100年の期待耐用年数を有する仕様を確定した背景がある。ポリエチレン被覆鋼管規格がJISとして制定されたとのも整合も図る趣旨で、改正要望を提出していた。

エコプロダクツに「こども下水道場」/GKP
 下水道広報プラットホーム(GKP)は、11日から13日にかけて開催される日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2014」に今年もブースを出展する。昨年に引き続き、小学4年生から中学生を対象とした「こども下水道場」を企画。“見て、さわって、たしかめよう”を合言葉に、クイズラリーを通して下水道の役割を楽しく学んでもらう。参加者はノベルティーグッズがもらえるほか、記念撮影もでき、運が良ければミス日本「水の天使」や「すいすい」の着ぐるみと一緒に撮影できる。GKPオリジナルのツマラン管の実験や、顕微鏡で微生物を観察できるコーナーも用意している。

老朽化や職員不足など深刻に/水道技術研究セ
 水道技術研究センターが進める「小規模水道事業及び施設の再構築に関する調査」研究委員会(委員長=太田正・作新学院大学経営学部長)の第2回会合が11月26日、奈良市内で開催された。委員会は小規模水道事業体における課題解決の対応技術や維持管理手法、事業再構築などを調査・研究。昨年度(静岡市の簡易水道)に続き今年度は、簡易水道だけで運営する奈良県中南部10村が対象。

ミス日本候補者が下水道を学ぶ
 2015年度ミス日本の候補者が1日、日本下水道協会で開かれた水循環社会に関する勉強会に参加した。講師は国土交通省下水道部の植松龍二・下水道企画課下水道事業調整官や茨木誠・同課課長補佐らが務めた。茨木補佐は、安全で衛生的な暮らしに下水道が貢献していることや、下水道施設の老朽化などの現状について説明。「国民全員参加で、下水道による循環型社会の構築を」と候補者らに呼びかけた。

人事・国土交通省
1日付
 ▽下水道事業課長補佐(下水道企画課下水道管理指導室課長補佐)佐藤学▽下水道企画課下水道管理指導室課長補佐(用地部用地企画課長)森岡浩司

クリプト対策に紫外線処理/休止浄水場の水源を有効活用/岩手中部水道企業団和賀川浄水場通水式
 岩手中部水道企業団は11月19日、北上市にある和賀川浄水場の通水式を同浄水場で開いた。同浄水場はクリプトスポリジウム対策のため紫外線処理設備を導入し、処理水量は5960立方m/日。休止していた旧和賀川浄水場の水源などを有効活用することで、企業団圏域内の水道水の安定供給を推進する。通水式では、同企業団企業長の髙橋敏彦・北上市長をはじめ、副企業長である上田東一・花巻市長と及川義明・北上市副市長、藤原博視・紫波町副町長らが出席するなか、通水ボタンのスイッチオンやテープカットなどを行い、通水開始を祝った。 "

水道事業を若年層にPR/旭川市水道局
 旭川市水道局は今年度、若年層への積極的なPRを行っている。8月には同市の水事情について理解を深めてもらうことなどを目的に、大学生の自主組織と協働して市内の中高生を対象にしたサマーキャンプを実施し、忠別川浄水場の見学や大学生による水に関するレクチャー、ペットボトルタワーの製作などを行った。参加した中高生へのアンケートでは、65%以上が水への意識が変化したと回答しており、水道事業への理解が深まったようだ。本紙ではこの取り組みについて、旭川市水道局の木村ひとみさんと旭川ウェルビーイング・コンソーシアム学生自主組織はしっくす代表の河井大輔さんに話を聞いた。

水質保全への協力求める/国に対する要望活動実施/相水協
 相模川・酒匂川水質協議会(相水協、会長=北村明・神奈川県公営企業管理者・企業庁長)は11月17日、国への要望活動を実施した。清塚雅彦・横浜市水道局給水部長(水道技術管理者)を団長とした要望団は、厚生労働省、国土交通省、経済産業省、環境省、農林水産省を訪れ、相模川・酒匂川水系の水質保全に対する国の協力を求めた。

タイから研修生受け入れ/水質部門でより専門的に/埼玉県企業局
 埼玉県企業局はJICA草の根技術協力事業でタイから研修生を受け入れ、11月27日から、休日や他事業体での視察をはさみ今月4日まで、大久保浄水場や水質管理センターなどで研修を行っている。昨年度の研修生からの「より専門的な内容の研修を実施してほしい」との要望があったことを踏まえ、一般部門と水質部門を用意。計8人の研修生がそれぞれ6人と2人に分かれ、研修を受けている。

施設の更新・耐震化など/予算編成過程を公表/名古屋市上下水道局
 名古屋市上下水道局は「予算編成の透明性の確保と市民意見の予算への反映に関する条例」に基づき、平成27年度予算編成過程を公表した。市民意見を今月22日まで募集しており、予算編成の参考とする。水道料金や下水道使用料の収入がともに減少傾向にある一方で、水道事業と下水道事業は創設から100年が経過し、施設の老朽化対策や地震対策、浸水対策など早急に取り組むべき課題が山積している。このため、経営環境は非常に厳しいが、引き続き行財政改革を進め、経営基盤の強化に努めるとしている。

料金等徴収業務の受託者選定へ/盛岡市上下水道局公募型プロポで
 盛岡市上下水道局は、水道料金等徴収業務委託の受託者を選定するため、公募型プロポーザルを実施する。プロポーザル参加表明書の提出期限は今月8日、業務提案書と提案見積書の提出期間は来年1月6日から14日まで、選定結果の通知は2月上旬、契約締結は3月下旬、受託事業者研修(履行準備期間)は契約日から平成28年3月31日までの約1年間というスケジュールを予定している。業務履行期間は28年4月1日から33年3月31日までの5年間。
 問い合わせおよび書類提出先は、同局上下水道部経営企画課料金係(電話019―623―1411[内線6239]、FAX019―623―1422、電子メール:keieikikaku@city.morioka.iwate.jp)まで。また、同局ホームページで募集要領などの閲覧・ダウンロードができる。

水道水で女性がHAPPYに?/カーナが電車CM
 阪神間水道事業体広報連携企画「KAHNA(カーナ)」は、JR西日本(神戸線など)の普通電車女性専用車両のモニターで、CMを掲出している。今月1~7日まで、「水道水 女性 HAPPY!」をテーマに、モニターCMから、KAHNAホームページのWeb版CM、KAHNAフェイスブックへ誘導し、水道水の安全性やおいしさとともに、キーワードの「51の魔法」の内容などを明かしている。

電気職1人新規採用へ/岡山県広域水道企業団
 岡山県広域水道企業団は、来年4月1日採用の職員採用試験を実施する。採用するのは電気職1人。受験資格は昭和61年4月2日から平成5年4月1日生まれの者。申込書の受付期間は今月9日から来年1月15日まで。試験日は来年2月1日で、会場は同企業団岡山浄水場を予定。
 受験案内・申込書の請求および問い合わせは同企業団総務課(電話086―297―9800)まで。詳細はホームページ(http://www.water-okayama.jp/)で確認することができる。

マイクロ水力発電の実証開始/小型化や低コスト化を実現/縦型で狭小なスペースに設置可能/富山県南砺市の森清配水池内に/ダイキン工業
 ダイキン工業は、管水路用マイクロ水力発電システムを開発し、11月19日に富山県南砺市にある森清配水池内の砺波広域圏事務組合水道事業所施設で実証実験を開始した。実証実験は、環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」として行うもので、実際の使用環境で発電能力を検証するのが主な目的。今回開発したのは、縦型管水路用マイクロ水力発電システムで従来の横型のものと比較すると設置面積が2分の1で、導入コストを大幅に低減できるのが大きな特長だ。発電電力は最大22kWだが、今回の実証では、実証場所の最大有効落差と最大流量から、発電電力は最大15・3kWを見込んでいるという。実証期間は、2015年4月までの予定。 "

全国で初めて配ポリ管検定/千葉県で試行実施/給水財団
 給水工事技術振興財団は、11月20日に、千葉市の千葉県水道技術研修センターで水道配水用ポリエチレン管を対象とした初の給水装置工事配管技能検定会を開催した。近年、配水管の管種として水道配水用ポリエチレン管の普及が進んでいるため、今年度から同財団が開催する給水装置工事配管技能検定会のダクタイル鋳鉄管配管コース修了者を対象にオプション検定として実施することとした。

世界最高水準の頭脳集団めざす/創立70周年で記念式典/東亜ディーケーケー
 東亜ディーケーケー(佐々木輝男社長)は今年9月に、前身の東亜電波工業が設立してから創立70周年を迎えた。これを記念して11月13日に都内のホテルで記念式典と謝恩パーティ―を開き、関係者約320人が節目を祝った。同社は山形県新庄市と岩手県遠野市に主力工場の2社があることから、式典のコンセプトを「がんばろう東北!」「将来への夢と絆」として行った。総合司会は、佐々木社長の友人の柳家さん喬師匠が務めた。

内面塗装に高い関心/中部初の見学会開く/長寿命形塗覆装鋼管/水道鋼管協会
 日本水道鋼管協会は11月20日、名古屋市のJFEエンジニアリング名古屋溶接センターで長寿命形無溶剤エポキシ樹脂塗料の現場溶接部内面塗装見学会を開き、愛知県、岐阜県、三重県の用水供給など水道事業体関係者多数が見学した。同様の見学会は東京、大阪、北九州で開かれてきたが、中部地区での開催は初めて。同協会では要請があれば随時開催していくとしている。

会社の枠を超えて人材育成/若手社員研修会開く/水コン協関東支部
 全国上下水道コンサルタント協会関東支部はさきごろ、東京都荒川区の同協会会議室で平成26年度若手社員研修会を開いた。同研修会は若手社員が円滑なコンサルティングを行うためのコミュニケーション能力を学ぶもの。隔年で開催しており、今年で5回目となる。同支部は事業計画の中で「若手の人材育成」を一つの方針として掲げており、会社の枠を超えて業界として人材育成を行っている。

小学生、高校生らが工場見学/尼崎市の次世代育成事業の一環で/クボタ・阪神工場
 クボタ・阪神工場(荒川範行・工場長)では11月6日、尼崎市立・立花南小学校の5年生120人を受け入れ、工場見学会を実施した。尼崎市の次世代育成事業の一環となるもので、参加児童は「地震にも強い鉄管を造ってくれてありがとう」などと感想を語っていた。

全管連の佐藤理事、阿部理事が旭双章/26年秋の叙勲・褒章
 平成26年秋の叙勲・褒章で、全国管工事業協同組合連合会(全管連)関係者からは、全管連理事の佐藤章・秋田設備代表取締役、全管連理事の阿部義輝・阿部工業代表取締役が旭日双光章、松永信夫・二宮機工配管工職長兼工事部長が瑞宝単光章を受章した。

ポスコに限外ろ過、逆浸透技術を提供/ダウ
 米国ダウ・ケミカルの事業部門であるダウ・ウォーター・アンド・プロセス・ソリューションは11月27日、韓国の大手建設会社であるポスコE&Cが手掛ける海水淡水化プロジェクト向けに限外ろ過(UF)技術と逆浸透(RO)技術を提供したと発表した。同事業は、韓国初となる海水淡水化プロジェクトで、韓国・光陽にある発電所に給水するためのもの。施設能力は日量3万立方m。ポスコでは、今回の実績を活かして中東や中南米の海淡市場に進出していく。

ICT活用で専門委始動/応用技術の調査・研究も/電気学会公共施設委
 電気学会公共施設技術委員会は11月10日、東京都新宿区のルーテル市ヶ谷センターで公共施設研究会を開き、今年4月に立ち上げた「上下水道施設におけるICT活用に関する技術調査専門委員会」(委員長=秋吉政徳・神奈川大学工学部情報システム創成学科教授、幹事=佐藤大毅・三菱電機神戸製作所社会システム第一部水環境システム担当部長)の調査・研究状況などを紹介した。

売上高は12%減の271億円/受注・受託高は43億円の増加/神鋼環境ソリューション上期決算
 神鋼環境ソリューションはこのほど、2014年度上期の決算状況を明らかにした。それによると、売上高(連結)は271億円で前期比38億円減、廃棄物処理部門で大型案件が進捗した前期に比べ減収となったことが売上減の主な原因。ただ、受注・受託高は順調に伸びているため、通期の売上は前期比、14年度当初計画比を上回る見通しとなっている。
 売上高以外の主な項目を見ると、受注・受託高(同)は367億円で前期比43億円増。経常利益(同)は3・7億円で同7億円減、純利益(同)は1・8億円で同4・5億円の減となっている。

創立50周年を迎えた三井金属エンジニアリング 荒木潤一社長に聞く
 三井金属エンジニアリングは今年で創立50周年の節目を迎えた。水道分野ではポリエチレンパイプの代表的メーカーとして知られるが、エンジニアリング事業、パイプ事業、素材事業の3大事業を展開し多様な分野に製品・技術を提供している。本紙では、大きな節目を迎えた同社の代表取締役社長の荒木潤一氏にこれまでの実績を振り返っていただくとともに今後の展望について伺った。 "

B―DASH採用技術を紹介/震災復興計画への提案も/下水道光ファイバー協会
 日本下水道光ファイバー技術協会(会長=小川健一・東京都下水道サービス社長)は11月7日、平成26年度技術講習会を日本下水道協会会議室で開いた。光ファイバーの活用に関する研究事例として、今年度の下水道革新的技術実証事業(B―DASHプロジェクト)や、東日本大震災で被災した都市の復興に向けた提案が紹介された。また、下水道光ファイバー技術マニュアルの解説と関連する応用技術の紹介があった。

創立60周年記念史を発行/日本バルブ工業会
 日本バルブ工業会(会長=田渕宏政・タブチ社長)は、今年3月21日に創立60周年を迎えたことを記念して、10月に記念史「バルブ工業の歩み―その5―」を発行した。創立50周年以後の平成16~25年度までの主な活動やバルブ業界の動向、各種統計資料などをまとめている。

NJSがボウリング大会連覇!/水コン協関東支部
 全国上下水道コンサルタント協会関東支部の第22回ボウリング大会がさきごろ、東京・高田馬場のシチズンプラザで開催された。11社(16チーム)が参加、笑いあり涙あり(?)の熱戦が繰り広げられた。
 1チーム4人、2ゲームの合計得点で競った。優勝したのは日本上下水道設計1.チーム。

環境衛生管理技術者試験の合格者発表/日本建築衛生管理教育センター
 日本建築衛生管理教育センターは、第44回建築物環境衛生管理技術者試験の合格者を発表した。受験者数は1万95人で、合格者数は2335人(合格率23・1%)だった。
 合格発表は、同センターのホームページ、厚生労働省と同センター本部で合格者の受験番号を掲示している。