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2015年(平成27年) 1月 29日(第4968号)
震災の教訓 次世代に継承を/阪神・淡路大震災から20年…/淡路市で水道災害シンポ
公営企業会計の適用を要請/31年度までに移行 支援措置も/下水道簡易水道/総務省
"自覚を持ってがんばりたい"/「水の天使」に柴田美奈さん/ミス日本コンテスト
「海外展開大いに期待」/永岡副大臣がセラロッカを視察
会場通路でパネル展示
スリランカでPCタンク普及へ/相互協力協定を締結/名古屋上下水道局・安部日鋼工業
災害時の応急給水で協力/宅配、第一環境と協定締結/川崎市
ルポ・福岡圏域水源開発の総仕上げ/五ヶ山ダム建設の経過と意義
3月18日に水道減災シンポ/2月20日まで参加者募集/仙台市水道局
地下水利用専門部会を開催/京都市上下水道局
応援してくれた関係者に感謝/2人の「水の天使」が任期終える/ミス日本コンテスト
下水道への県民理解向上へ/茨城県、促進週間コンクール表彰式開く
給水圧力確認システム完成/東京都水道局と共同開発/東洋計器
大口径インサートバルブを施工/φ2000不断水で/埼玉県企業局の送水管/大成機工
社員間の意識の共有へ/スリランカの事業で社内説明会/安部日鋼工業
世界最大の水上メガソーラー発電/千葉県の山倉ダムで/京セラTCLソーラー
水道災害シンポ会場で展示会/耐震関連製品など
2月28日に関東全水道人囲碁大会
多摩事業本部業務発表会/TSS
東証一部に上場/日本上下水道設計
震災の教訓 次世代に継承を/阪神・淡路大震災から20年…/淡路市で水道災害シンポ
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「阪神淡路20年―1・17は忘れない―水道災害シンポジウム~南海トラフ巨大地震に備えて~」が22~23日、兵庫県淡路市の県立淡路夢舞台国際会議場で開催された。兵庫県南部地震後の水道施設の耐震状況などを検証し、東日本大震災での津波や液状化など新たな課題を踏まえ、南海トラフ地震に備えた情報発信が目的。シンポジウムでは基調講演やパネルディスカッション、研究事例発表、フォーラムなどが行われ、水道関係者や市民・学生ら延べ約1200人が参加した。
公営企業会計の適用を要請/31年度までに移行 支援措置も/下水道簡易水道/総務省
総務省は27日、地方公営企業法の財務規定等を適用していない公営企業を、公営企業会計に移行するよう地方公共団体に要請した。平成27年度から31年度までの5年間に集中して取り組むことや下水道事業と簡易水道事業を重点的に取り組むことなど、全体的な内容は大臣名で、支援措置など公営企業会計の適用の推進にあたっての留意事項は自治財政局長名で通知している。
公営企業は人口減少による料金収入の減少や、施設の老朽化に伴う更新投資の増大により厳しさを増す経営環境にある。公営企業会計を適用することで経営、資産を正確に把握させ、経営管理を向上させるのが狙いだ。
"自覚を持ってがんばりたい"/「水の天使」に柴田美奈さん/ミス日本コンテスト
第47回ミス日本コンテスト2015(主催=ミス日本コンテスト事務局)が26日、東京都新宿区の京王プラザホテルで開催され、2015年度のミス日本「水の天使」に神奈川県出身の柴田美奈さんが選ばれた。
表彰式では、同コンテストの協賛団体である「21世紀の下水道を考える会」協議会を代表して曽小川久貴・日本下水道協会理事長から賞状とたすき、トロフィーが贈られた。
柴田さんは、「呼ばれた瞬間にスポットライトが自分に当たり、とてもうれしかったです。ミス日本になる夢がかないました」と話した。また、「候補生の勉強会でも水について学びましたが、日本の水関連技術はすごいと思います。まだまだ知らないことばかりなので、水の天使としての自覚を持って勉強し、活動をがんばっていきます」と抱負を述べた。
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「海外展開大いに期待」/永岡副大臣がセラロッカを視察
永岡桂子・厚生労働副大臣が20日、横浜市水道局川井浄水場の膜ろ過施設「セラロッカ」などを視察した。
視察に先立ち、ウォーターネクスト横浜の担当者が浄水場再整備事業の概要を説明。膜ろ過方式が道志川の良質な原水に適していることや、自然流下による導水と配水池や膜ろ過棟の上に設置した太陽光発電設備で省エネ化を図っていること、再整備に要する資金の調達と設計・施工、運転・管理、発生汚泥の有効利用を同社が受託するPFI方式を採用していることなどを紹介した。
会場通路でパネル展示
水道災害シンポジウムの基調講演・パネルディスカッション、研究事例発表会場(メインホール)と、フォーラム会場(レセプションホール)を結ぶ通路で、日本水道協会や本紙などが震災関連のパネルを展示、参加者の関心を集めた。日水協は応急復旧・応急給水、水道耐震化推進プロジェクトなどの取り組みを紹介し、本紙も「紙面で見る大震災20年」と題し阪神・淡路大震災直後や10年後、東日本大震災直後の紙面を掲示。足を止め見入る参加者の姿が見られた。
スリランカでPCタンク普及へ/相互協力協定を締結/名古屋上下水道局・安部日鋼工業
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名古屋市上下水道局は21日、スリランカでPCタンクを建設する安部日鋼工業の協力要請を受け、同市本庁舎で相互協力に関する協定を締結した。JICAの中小企業海外展開支援事業を活用して実施するもので、事業名は『途上国における経済的な水道整備に資するPCタンクの普及・実証事業』。JICAと安部日鋼工業の間で業務委託契約が結ばれたことを受け、同局は配水池に接続される管路の水運用計画の作成などをサポートする。同日、髙橋泰之・安部日鋼工業社長が河村たかし市長を表敬訪問し、協力を要請した。
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災害時の応急給水で協力/宅配、第一環境と協定締結/川崎市
川崎市は19日、検針集金業務を委託している宅配、第一環境と「川崎市と検針集金業務受託者との災害時における応急給水活動等の協力に関する協定」を締結した。地震、風水害などの災害により通常の給水に支障が生じた際、応急給水活動などに両社が協力することを定めたもの。同日、同市の川崎フロンティアビルで協定の締結式を開き、飛彈良一・同市上下水道事業管理者と斜森太郎・宅配代表取締役社長、岡地雄一・第一環境代表取締役社長が協定書を取り交わした。
ルポ・福岡圏域水源開発の総仕上げ/五ヶ山ダム建設の経過と意義
福岡県により、那珂川水系那珂川の上流、同県と佐賀県の県境付近に建設が進められている五ヶ山ダムは、治水と利水を持つ多目的ダムで、長年渇水に悩まされ続けてきた福岡市にとって水源開発の総仕上げとなるものだ。同ダムで特徴的なのは、異常渇水時に緊急補給を行うための渇水対策容量を持つこと。ここでは、福岡市水道局をはじめとする関係利水者の期待の大きい同ダムの建設経過と意義についてレポートした。
3月18日に水道減災シンポ/2月20日まで参加者募集/仙台市水道局
仙台市水道局は3月18日、仙台市シルバーセンター1階交流ホールで「水道減災シンポジウム―みんなでつなごう『命の水』―」を開く。3月14日から18日に仙台市で開催される第3回国連防災世界会議の公式関連イベントとして行うもので、東日本大震災の経験を踏まえ、災害に強い水道モデルを国内外に発信することを目的に、講演やパネルディスカッションなどを行う。同局は2月20日まで参加者を募集している。
参加希望者は、同局総務課「水道減災シンポジウム」係(電話022―304―0007)まで、はがき(〒982―8585、住所記入不要)またはメール(somu@suidou.city.sendai.jp)に郵便番号、住所、氏名、電話番号を記入して申し込む。定員は100人で、応募多数の場合は抽選を行い、結果は3月上旬に郵送で通知する予定。参加費は無料。
地下水利用専門部会を開催/京都市上下水道局
京都市上下水道局は9日、第2回地下水利用の在り方等に関する専門部会(部会長=水谷文俊・神戸大学大学院教授)を開催し、同市における地下水利用の具体的対策について意見交換を行った。
応援してくれた関係者に感謝/2人の「水の天使」が任期終える/ミス日本コンテスト
2014年度ミス日本「水の天使」の神田れいみさんと臼田美咲さんが任期を終えた。第47回ミス日本コンテスト2015のステージに同期のミス日本たちと登壇した2人は、これまでの活動を振り返るとともに、応援してくれた関係者へ感謝の言葉を述べた。
下水道への県民理解向上へ/茨城県、促進週間コンクール表彰式開く
茨城県は22日、県庁講堂で、平成26年度茨城県下水道促進週間コンクール表彰式を行った。茨城県下水道協会、全国町村下水道推進協議会茨城県支部、茨城県下水道整備促進協議会の後援のもと、県民に下水道への理解を深めてもらうため、絵画・ポスター部門、作文部門、書道部門、標語部門、新聞部門の5部門を設けて毎年行っているもの。今年は5部門合わせて5万4330点の応募があった。表彰式では、澤田勝・茨城県土木部都市局長が各賞の受賞者に表彰状を手渡した。
給水圧力確認システム完成/東京都水道局と共同開発/東洋計器
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東洋計器が東京都水道局の調査研究委託を受けて開発を進めていた「給水圧力確認システム」が1年間の研究期間を経て、このほど完成した。同システムは震災発生時に、重要施設の給水圧力を確認するためのツールとして開発。災害発生時にも回線を確保しやすいPHS回線を活用し、通信により給水圧力データを収集することで、遠隔地にある重要拠点の給水圧力を現場に出向くことなく迅速かつ容易に把握し、速やかな対応が可能になる。
大口径インサートバルブを施工/φ2000不断水で/埼玉県企業局の送水管/大成機工
大成機工は昨年12月、埼玉県企業局の西部系共同幹線でφ2000の制水弁設置工事をインサートバルブ工法で施工し、無事終了した。
インサートバルブ工法は、通水状態で既設管路の一部を切断撤去し、バルブを挿入・設置する工法。切断は同社独自の専用タンク内で、バイト式パイプカッターで管の厚みのみを削り取るため1.通水を阻害しない 2.切り屑を一切管路に混入させない 3.赤水を発生させない 4.無振動、無騒音―など多くの特長を有する。
断水して施工する従来工法に比べ、断水に伴う種々の障害を回避できるうえ、工期についても短縮が期待できるため、1977年の開発以来多くの水道事業体で採用され、実績を積み重ねている。
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社員間の意識の共有へ/スリランカの事業で社内説明会/安部日鋼工業
安部日鋼工業は20日、同社本社内で『スリランカ民主社会主義共和国・経済的な水道整備に資するPCタンクの普及・実証事業』に関する社内説明会を開催した。これは、同社とJICAとの間で契約が締結されたスリランカにおける普及・実証事業の業務委託の意義と内容について社員に理解を深めてもらい、意識を共有するために開いたもので、同社関係幹部からの事業説明や実際に事業に携わる団員の抱負に加え、スリランカでの海外水ビジネスに深く関わっている山田雅雄・名古屋環未来研究所代表理事による講演も行われた。
世界最大の水上メガソーラー発電/千葉県の山倉ダムで/京セラTCLソーラー
京セラと東京センチュリーリース(TCL)が共同出資する京セラTCLソーラーは12月22日、千葉県企業庁が管理する工業用水道専用の山倉ダム(市原市)で、水上設置型としては世界最大のメガソーラー発電事業を行うと発表した。同企業庁が環境負荷低減を目的としたフロート式メガソーラーを設置・運営する事業者を企画提案方式で募集し、事業候補者に選定された。
水道災害シンポ会場で展示会/耐震関連製品など
「阪神淡路20年―1・17は忘れない― 水道災害シンポジウム~南海トラフ巨大地震に備えて~」(22~23日、兵庫県立淡路夢舞台国際会議場)のフォーラム会場後方のホワイエで、耐震管など水道耐震化施設等展示会が併催された。兵庫県が被災管や非常用給水袋などを展示するとともに、団体・企業の製品や技術などがPRされた。
2月28日に関東全水道人囲碁大会
関東全水道人囲碁同好会は2月28日(土)に東京市ヶ谷の日本棋院で「第40回関東全水道人囲碁大会」(主催=日本水道工業団体連合会、後援=日本水道協会、水道産業新聞社ほか)を開催する。毎年恒例の同大会は上・工・下水道界の大規模な交流戦として産・官・学の現役職員、社員、OBらが多数参加する。
また、アマ本因坊戦全国大会や世界アマ日本代表決定戦が開催される場所で囲碁が打てる大会としても好評を博している。
【開催日程】2月28日(土)、受付開始午前10時、競技開始10時30分(午後4時ごろ終了予定)
【会場】日本棋院・2階大ホール。JR・地下鉄(有楽町線、南北線、都営新宿線)市ヶ谷駅下車2分
【参加費】4000円(昼食代含む)
【申込締切】2月16日(月)。申し込みは参加申込書でメール(igo@suidanren.or.jp)またはFAX(03―3239―6369)で申し込む。問い合わせは同好会事務局(日本水道工業団体連合会)電話03―3264―1654まで。
多摩事業本部業務発表会/TSS
東京水道サービス(TSS)多摩事業本部はさきごろ、同本部会議室で平成26年度業務発表会を開いた。現場での改善点や失敗事例、日常業務の紹介など19件の発表があり、約120人が参加した。また、今回はじめて、同社とPUCとの共同発表も1件あった。
同発表会は平成22年度から開催されており、今年で5回目となる。これまで発表された報告件数は今回で100件を超えた。
東証一部に上場/日本上下水道設計
日本上下水道設計(村上雅亮社長)は23日、東京証券取引所第一部銘柄に指定され、東京証券取引所の宮原幸一郎専務から村上社長に上場通知書が授与された。
村上社長は「これを機に、上場企業としての社会的責任をさらに自覚し、グローバルに活躍する水と環境のリーディングカンパニーをめざし、企業価値の向上を図っていく」とコメントした。