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2015年(平成27年)  8月  6日(第5012号)





下水道が水素社会に貢献/最初の一歩は下水処理場から
 先日閉幕した下水道展'15東京では様々なイベントが催された。中でも特別企画「水素社会と下水道」が注目の的。全国の自治体や企業の関係者ら約450人が会場に詰めかけた。『下水汚泥資源をエコカー燃料に』をテーマにした講演とパネルディスカッションが行われた。各講師からは、水素と下水道に関する様々な取り組みや今後の方向性が語られ、水素社会の実現に下水道が大きく貢献できることが改めて確認された。

ポスター発表最優秀賞は仙台市/下水道研発
 第52回下水道研究発表会のポスター発表表彰が7月30日に行われ、最優秀賞に仙台市建設局の「煉瓦下水道場の設立と仙台市における新たな人材育成の取り組み」が選ばれた。同市では組織の枠を超えた若手職員の自己研鑚の場として平成24年度に下水道場を設立し、技術継承に関する様々な取り組みを実施している。また、独自の制度を構築し職員の意欲向上を図っており、その取り組みを紹介した。

「水の日」
 「水の日」の8月1日、記念行事「水を考えるつどい」が国連大学ウ・タント国際会議場で開催された。全日本中学生水の作文コンクールの表彰式や、『みんなで考えよう!水のこと!』と題したトークショーが行われた。約290人が出席、水について考えを深めた。太田昭宏・水循環政策担当大臣は「水がもたらす災いを防ぎ、水の恵みを享受していくためには、健全な水循環を維持・回復していく必要がある」と呼びかけた。

下水道と車が結びつく
 トヨタ自動車と三菱化工機による燃料電池自動車の乗車体験が連日満員、500人以上が乗車した。沖縄から参加した自治体職員は、約3㎞の乗車体験を終え「プリウスよりかっこいいボディで、加速が凄くてガソリン車より馬力があった。沖縄では電気自動車が結構走っているので、ぜひFCVを導入してほしい」と話したほか、「いずれ沖縄の処理場でも下水道バイオ水素をつくりたい。福岡で実証実験がされているので、どのように水平展開されるのかが楽しみ」とコメントした。
 また、本田技研工業と横浜市による特別企画ブースも連日多くの人が訪れ賑わった。
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打ち水で涼しく
 国土交通省は3日、「水の週間 一斉打ち水大作戦in国土交通省」を同省正面玄関前で行った。塩路勝久・下水道部長や北村匡・水資源部長、石原清次・東京都下水道局長、2015年度ミス日本「水の天使」を務める柴田美奈さんらが参加。太田昭宏・国土交通大臣もサプライズで駆け付けた。

J―Step報告会の参加者を募集/JWRC
 水道技術研究センター(JWRC)は東京と大阪で、しなやかな浄水システムの構築に関する研究(J―Step共同研究)の成果報告会を開く。J―Stepの総括を行う古米弘明・東京大学大学院教授をはじめ、第1研究委員会(省電力等対策に関する研究)、第2研究委員会(原水濁度の簡易予測手法に関する研究、応急給水に関する研究)、第3研究委員会(膜ろ過施設導入ガイドラインの策定、高分子凝集剤使用ガイドラインの策定)が成果報告を行うほか、大阪会場では「浄水処理技術の最新動向と産官学共同研究への期待(仮)」をテーマにパネルディスカッションも実施する。
 参加希望者は申し込み期限までに、JWRCのホームページに掲載の参加申込書に必要事項を記入の上、FAXかEメールで申し込む。参加費は無料。
【東京会場】
 ▽日時=8月27日10時30分~16時35分▽場所=発明会館▽申し込み期限=8月20日
【大阪会場】
 ▽日時=9月11日10時~17時▽場所=TKPガーデンシティ大阪梅田▽申し込み期限=9月4日
 問い合わせは、浄水技術部(電話03―3597―0212、FAX03―3597―0215、Eメールjstep@jwrc-net.or.jp)まで。

子どもたちが水道を楽しむ/厚労省
 7月29~30日に霞ヶ関の各省庁で行われた「子ども見学デー」で、厚生労働省では水道課もブースを設け、子どもたちに水の大切さや水道をPRした。連日、大勢の親子づれで賑わった。
 実際に手で触れられるコーナーが子どもたちに人気だった。継手が抜けない耐震管を引っ張ってみる体験や、ポリエチレン管を使った組み立て体験では子どもたちの笑顔が弾けた。水循環の流れが分かるクイズや、利き水体験、11の事業体提供によるご当地のペットボトル水のプレゼントも好評。夏休みのひととき、子どもたちは大いに水道を楽しんだ。

広域水道の重要問題解決へ/協自民党、関係省庁に要望/企業団協
 全国水道企業団協議会(会長=小林眞・八戸圏域水道企業団企業長、八戸市長)は7月30日、日本水道会館で第161回役員会を開いた。その後、3班に分かれ、自民党や厚生労働省、総務省などの関係省庁に対して要望活動を実施し、全国の広域水道が直面する重要問題解決へ向けての支援を強く求めた。
 小林会長らは衆議院第一議員会館で、自民党の水道事業促進議員連盟会長代理を務める鈴木俊一・衆議院議員、同連盟幹事長の盛山正仁・衆議院議員、同連盟副会長の今津寛・衆議院議員と面会。5月28日に久留米市で開催した第59回総会での決議事項に基づき、財政支援の拡充・補助要件の緩和や新たな広域化のための財政支援、災害対策事業等に対する財政支援などを訴えた。
 また、厚生労働省では、藤田秀德・岡山県南部水道企業団企業長らが、永岡桂子・副大臣と面会し、要望書を手渡した。
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51%出資の株式会社設立へ/メタと安川電機が出資者に/北九州市
 北九州市上下水道局は、北九州上下水道協会の市外郭団体への移行・株式会社化にあたり、共同出資者候補をこのほど決定した。公募型プロポーザル方式で、メタウォーター(本社・東京都千代田区、木田友康社長)と安川電機(本社・北九州市、津田純嗣社長)が選ばれた。今年10月に新会社を設立し、来年4月から事業を開始する予定となっている。

水の大切さ再認識へ断水体験/モニター32世帯が2時間半/給水訓練やろ過実験など併催/松江市「水の日」関連行事
 松江市上下水道局は1日、「水の日」関連行事として、「『水の日』断水体験!給水訓練2015」を催した。水の大切さを再認識してもらうため、モニター32世帯が2時間30分の断水を体験。地震などの災害に備えた給水車による給水訓練、小型浄水装置を用いたろ過実験なども行われた。
 今回の会場は、JR松江駅から車で北に約10分の位置にある四季ヶ丘団地、東街区公園など。閑静な一戸建住宅が約350戸立ち並んでいる。

パキスタンの研修体制強化へ/アカデミーの運営計画策定など/横浜ウォーター
 横浜市水道局が100%出資する横浜ウォーターは、横浜水ビジネス協議会会員企業のNJSコンサルタンツ、建設技研インターナショナルと連携してJICAの技術協力プロジェクト「パキスタン国パンジャブ州上下水道管理能力強化プロジェクト」を、今年7月から平成30年7月まで実施する。パキスタン国パンジャブ州の主要5都市(ラホール、ファイサラバード、ムルタン、ラワルピンディ、グジュランワラ)の上下水道局職員の能力開発を行う研修機関「パンジャブWATSANアカデミー」の機能強化を図ることで、職員の能力を強化し、同州での上下水道サービスの向上を目指す。

工事現場での事故防止徹底を/安全大会開き討議・講演/TSS
 東京都水道局の監理団体である東京水道サービス(TSS)は7月6日、東京都渋谷区の東京体育館会議室で「平成27年度工事安全大会」を開いた。事故原因を認識するとともに、リスクとそれに対する対策の実状を把握することで、工事現場での事故防止の徹底を図ることが目的。TSS発注工事の受注者が事故事例の改善策などを検討するディスカッションを行ったほか、高木元也・労働安全衛生総合研究所主席研究員が講演した。

廃棄メーター分解を委託/3福祉事業所で年1万個/福山市上下水道局
 福山市上下水道局は今年度から、廃棄水道メーター(φ13・20)の分解・分別作業を、共同受注窓口の一般社団法人「トータルライフサポートふくやま」を通じ、市内の福祉事業所3カ所に委託している。障害者優先調達推進法(平成25年4月施行)を踏まえ、水道事業の社会貢献などを図るもの。平成31年までに約9万個の廃棄水道メーターが出る見込みで、年間約1万個の分解・分別を予定している。

下水道技術の向上へ/調査研究事業報告会開く/埼玉県下水道公社
 埼玉県下水道公社は7月10日、同公社荒川左岸南部支社で第26回調査研究事業報告会を開いた。同公社職員をはじめ、埼玉県下水道局や埼玉県内の下水道事業体の職員など59人が出席するなか、昨年度実施した調査研究9件を報告した。

管工機材展にブースを出展/東京都水道局・下水道局
 東京都水道局と下水道局は、7月28日から30日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた第47回管工機材・設備総合展にブースを出展し、多くの来場者に東京都の上下水道事業を紹介した。
 水道局のブースでは、同局のボトル水「東京水」を配布したほか、実物の音聴棒やパネルを展示して漏水防止の取り組みをPRした。また、「東京タップウォータープロジェクト」や管路の耐震継手化などの震災対策、高度浄水処理の導入などの事業を、パネルの展示やパンフレットの配布によりアピールした。
 下水道局のブースでは、雨水ますの役割や仕組みなどをわかりやすく説明するための模型「浸透するぞーくん2号」やパネルの展示、パンフレットの配布により、局の浸水対策を紹介するとともに、下水道使用者自身の浸水への備えを呼びかけた。そのほかにも、局の降雨情報システム「東京アメッシュ」などをPRした。

持続的な事業の実現へ/最新の技術、制度の情報を共有/下水協・管路協・品確協管路更生修繕セミナー
 日本下水道協会と日本下水道管路管理業協会、日本管路更生工法品質確保協会は7月29日と30日、東京ビッグサイトレセプションホールで「管路更生修繕セミナー」を開いた。下水道展'15東京の併催行事として、今年が3回目の開催となる。参加者は、6人の講演を通じ、改正下水道法が目指す持続的な事業の実現に向けた管路更生工法や、新たな施工評価基準など、最新の技術、制度に関する情報を共有した。

指定店登録更新制度を/大澤規郎会長が再選/全管連総会・大会
 全国管工事業協同組合連合会(大澤規郎会長)は7月8日、宇都宮市で第55回通常総会・全国大会を開き、平成27年度事業計画などを決めた。また、役員改選が行われ、大澤会長が再選された。

管路管理の見える化セミナー/8月25日に開催/管清工業
 管清工業は「平成27年度下水道管路管理の見える化技術セミナー~スマート下水道台帳の活用」を、8月25日に東京都港区のベルサール三田大会議室で開催する。このセミナーは下水道管路管理技術の向上を目的に開催される。
 当日は▽「新下水道ビジョンから広がる下水道管理の展望」(岡久宏史・積水化学工業)▽「下水道維持管理の見える化」(櫻井俊之・管清工業)▽「KPROを使用した包括的民間委託」(井川理・管清工業)▽「カメラ付きノズル(美写)の活用」(高田淳・管清工業)―といった講演が行われる。
 申し込み用紙に記入の上、8月7日(金)までにFAXで申し込む。定員は216人。参加費無料。問い合わせは管清工業技術部井川氏(電話045―955―1445)まで。

エバシート普及拡大へ/マンホール劣化に対応/エバシート工法工業会
 エバシート工法工業会は下水道展でエバシート工法を出展し注目を集めた。昨年から本格展開し、既に実績も積み重ね、普及拡大を目指している。
 エバシート工法は腐食が進んだ既設マンホール内壁に拡張枠を用いてFRP防食シートを装着し、シートと既設マンホールとの間隙にモルタルを充填するシートライニング工法。既設マンホールの劣化が近年進んでいることから同工法の普及に期待が集まっている。
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協会活動が本格化/設立記念パーティー開く/千葉県インフラ協会
 一般社団法人千葉県上下水道インフラ整備協会(会長=臼倉進・千葉県水道管工事協同組合理事長、千葉県管工事業協同組合連合会会長)が今年4月1日付で設立されたのを受けて、7月15日、千葉市のホテルで設立発足記念パーティーが開かれた。
 同協会は主に豪雨時に土嚢を設置する「ボランティア活動」を行い、住民生活をサポートしていく。そのために市川市内にストックヤードを整備中だ。ここに土嚢を備蓄して豪雨時などは必要箇所に土嚢を配置する。今後も対応拠点の確保や情報発信と情報共有、人員・資機材の調査、訓練を展開していく方針だ。

連日女性で大賑わい/水コン協カフェ/下水道展
 全国上下水道コンサルタント協会は下水道展で初の試みとして「水コン協カフェ」を開き、連日大勢の来場者で賑わった。同カフェはお茶を飲みながら最近の下水道事業に関連したテーマを語り合うもの。
 1日3回開かれ、テーマはそれぞれ1.人口減少社会と今後の下水道事業 2.新下水道ビジョンと今後の下水道事業 3.平常時の計画的維持管理と非常時の危機管理。

委員会活動を一新/脇雅史会長が再選/さく井協会総会
 全国さく井協会(会長=脇雅史・参議院議員)は、東京中央区の鉄鋼会館で第41回定時総会を開いた。役員改選が行われ、脇会長が再選された。
 総会の冒頭、あいさつした知久明・会長代行は「当協会は昨年40周年を迎え、今年は新たな10年に向けての第一歩だ。経済情勢は回復基調にあるが、我々の業界は原材料のアップ、消費税アップでコスト増と景気回復が感じられていない。我々会員の存続には得意分野を生かして競争していかなければならない。皆さんの自助努力と協働で課題を解決していきたい」と述べ、結束を訴えた。

防食市場のターニングポイント/主任技師資格の制度化を/日本コンクリート防食協会総会
 日本コンクリート防食協会(代表理事会長=五箇博之・JER認定施工協会事務局)は、平成27年度定時社員総会を東京都文京区の東京ガーデンパレスで開き、平成26年度事業報告、27年度事業継計画などについて審議し了承した。また、役員改選が行われ五箇代表理事会長が再任された。

実績累計1000㎞へ/次世代に技術の継承を/オールライナー協会総会
 オールライナー協会(会長=小林友則・環境開発公社社長)は横浜市で第21回定時総会を開き、平成27年度事業計画などを決めた。
 平成27年度事業計画では、技術管理者・統括監理者試験を引き続き実施するほか、施工研修会、公開デモ・展示会など各種事業を展開していく方針だ。

"21世紀のユニホール"製品化を/仙波会長が講話で呼びかけ/全国ユニホール工業会総会
 全国ユニホール工業会(仙波不二夫会長)は、東京都千代田区のルポール麹町で第33回定時総会を開き、平成27年度事業計画、事業予算、理事の交代について承認した。議事に続き、仙波会長が会員に向け、「21世紀の下水道に向けて」と題して講話した。
 27年度は、下水道展'15東京で、AF―MRSをはじめとするユニホール浮上防止(AF)シリーズのラインナップを中心に「地震に強いユニホール」をPRしたほか、ホームページやカタログの更新、各媒体への広告掲載を通じ、AFシリーズや雨水貯留浸透製品などの需要拡大を図る。

北海道支店を開設/フソウ
 フソウは札幌市に北海道支店を開設し、8月3日から営業を開始した。
 ▽住所=〒060―0002 北海道札幌市中央区北二条西4丁目1番地北海道ビル4階▽電話=011―206―6580▽FAX=011―206―6582

無電柱化推進展に出展/講演会に過去最多160人/レジン製品協会総会
 日本レジン製品協会(会長=守屋洋・サンレック社長)は平成27年度定時総会を東京都千代田区の学士会館で開き、27年度事業計画、収支予算などを決めた。議事に続く講演会では、産経新聞編集委員の阿比留瑠比氏が登壇し、過去最多となる160人以上の上下水道関係者が詰めかけ、大盛況となった。
 27年度事業では、東京ビッグサイトで開催された下水道展'15東京に出展したほか、同会場で開かれた「第1回無電柱化推進展」にも出展した。このほか、昨年度から廃止した臨時総会に代わる研修会や見学会、上下水道関係6団体合同の講演会への参加を予定している。