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2015年(平成27年)  9月 28日(第5024号)






アジア・太平洋の“水”持続へ向け/IWA―ASPIREが中国・北京で
 国際水協会(IWA)の第6回アジア・太平洋地域会議(ASPIRE)が20~24日、中国・北京の北京国際会場で開催された。37の国・地域からおよそ1000人が参加。「持続的水環境と水使用」をテーマに、講演や560編におよぶ口頭・ポスターによる発表、複数のワークショップが行われた。24ブース、“ジャパンパビリオン”も出展した展示会も連日賑わいを見せた。次回、第7回は2年後、マレーシア・クアラルンプールで開催される。

常総市の断水、全域で解消/浄水機能回復作業は今後も/関東・東北豪雨
 「平成27年9月関東・東北豪雨」による鬼怒川の氾濫で甚大な被害を受けた茨城県常総市では、水没した東部配水場に続き相野谷浄水場でも21日に仮復旧が完了。断水していた7400戸への配水を再開し、24日に飲用としての水質確認を終えている。配水は県営水道からの受水で賄っており、同市では浄水機能の回復作業を継続している。住民には引き続きの節水も呼び掛けている。

東京都水道局が水質検査など支援
 常総市では、18~22日の行程で東京都水道局の支援隊が同市の水道施設復旧活動をサポートした。これは、災害時の相互支援について近年東京都水道局と連携を深めている茨城県企業局を通じて、同企業局の受水団体である常総市からの要請を受けてもの。
 藤川和久・西部建設事務所工事第二課長を隊長とする総勢16人で、▽設備復旧▽取水井・浄水処理施設復旧調査▽配水管復旧先遣調査▽連絡経理担当▽水質検査―と役割分担を明確にして復旧支援活動に従事した。水質検査には同局水質センターの木村慎一・検査課長自らも現地に赴いた。

東京の魅力を世界に発信/2018年IWA世界会議へ開催国委員会
 3年後の2018年に東京で開催される第11回IWA世界会議・展示会に向けて開催国委員会が設立された。委員会が中心となって開催の準備を進めることになる。その初会合が17日、日本水道協会で開かれた。組織体制を決め、今後のスケジュールを確認した。
 委員会は水分野に関する産・官・学の関係機関・団体の代表者で構成し日水協が事務局。会長は舛添要一・東京都知事が務める。舛添知事は4日の記者会見で「都が持つ先進的な技術・ノウハウのアピールと、世界各国からのお客さまへのおもてなしにより東京の魅力を発信できる絶好の機会」と意気込みを語っていた。委員長にはIWA理事会メンバーで日本水環境学会会長の古米弘明・東京大学教授が就任。

分散ネット水道構築を/奈良県の簡水モデルなど議論/JWRC
 水道技術研究センター(JWRC)の「小規模水道事業及び施設の再構築に関する調査」研究委員会(委員長=太田正・作新学院大学経営学部長)の第4回研究委員会が3日、奈良市内で開催された。小規模水道施設の問題点や対応の方向性、施設および管理の効率化手法などを調査・研究しており、今年度中に2カ年の成果をまとめる。今回は奈良県の「簡易水道技術支援体制構築モデル事業」などについて意見交換した。

IWA・ASPIRE展示会/日本が高い技術をPR/2018年東京会議に向け/上下水道・官民一体のジャパンパビリオン
 中国・北京で開催された第6回IWA・ASPIREでは展示会が設けられた。24ブースの出展があり、水関連技術の“見本市”が会議に華を添えた。日本の上下水道、官・民一体による「ジャパンパビリオン」にも連日多くの人が訪れた。ジャパンパビリオンの今回のテーマは「安定性と強靭さ―信頼性の高い日本の水システム―」。優れた日本の技術・取り組みをPRし、存在感を示した。

最新の料金管理システム紹介/水道事業体向け業務ソリューションセミナー/水道実務で起こる法的問題テーマに/富士通FIP
 富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)は8月20日、都内で水道事業体向け「業務ソリューションセミナー」を開いた。水道事業体のニーズを反映したプログラムで定評のある同セミナーだが、今回は「水道実務で起こりうる法的問題の傾向と対策」をテーマに、民法改正やマイナンバー制度の導入による変更点や注意点などについて伊藤綜合法律事務所の伊藤義文弁護士が解説したほか、同社の家入優里氏が来年4月からの販売を予定している上下水道料金管理システム「AQUASTAFF(アクアスタッフ)V3」の機能・特長をデモを交えて紹介した。

膜技術を積極アピール/「L―CUBE」をアジアに/水ing
 ジャパンパビリオンに参画した水ing。自身も2005年の第1回(シンガポール)からこの会議に参加しているという水谷重夫社長は、「官の持っているノウハウと民のニーズを結合したパビリオンだ」と胸を張った。
 同社はパネルで、浸漬式膜ろ過装置「L―CUBE」をPR。「電力のいらない浸漬式膜なのでローコスト。既存の沈殿池を転用でき、用地の限られたところでも」と水谷社長。省エネ、ローコストに加え、高強度な素材により長寿命の装置だという。まだアジアでの実績はないといい、新たな市場を開拓したい構えだ。

中国で実績伸ばす/「エナレス」に注目/ナガオカ
 ナガオカは展示会場の入り口正面に単独でブースを構えた。「専門性の高い展示会に出展し、国際的に頑張っている企業だということをアピールする。2018年東京でのIWA世界会議への“前哨戦”だ」と三村等社長。地下水取水技術をはじめ、地下水水処理技術、海水取水技術に、同社の海外へのビジネス展開を紹介した。
 昨年、IWA「プロジェクト・イノベーション・アワード」(PIA)の小規模プロジェクト部門で東アジア地区最優秀賞を受賞し、世界大会最優秀賞を受賞した「無動力無薬注ダムろ過装置エナレス」も注目を集めた。同社は2010年、12年にもPIAを受賞している。