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2015年(平成27年) 10月  8日(第5027号)






地域に応じた水環境マネジメントを/“三巻のバイブル”活用で/国交省
 地域の実情に応じた能動的水環境管理の始動を―。国土交通省下水道部は9月30日、下水処理場の季節別運転管理を示した『下水放流水に含まれる栄養塩類の能動的管理のための運転方法に係る手順書案』を策定し、同省ホームページに公表した。今年1月に改訂した『流域別下水道整備総合計画調査 指針と解説』や、7月に策定の『既存施設を活用した段階的高度処理の普及ガイドライン案』とともに、この3つを能動的水環境管理の“三巻のバイブル”と名付け、活用を推進することで水環境マネジメントの強化に乗り出す。水環境施策の多様化のスタートに注目が集まりそうだ。

長年の功績 94人に/水道の普及発展に尽力/厚労大臣表彰
 厚生労働省は5日、平成27年度の生活衛生事業功労者(水道関係功労者)厚生労働大臣表彰の受賞者を発表した。水道の普及発展や水道に関する有益な調査研究、技術の改善・発明発見、水道行政に対する協力などに特に顕著な功績のあった個人・団体や、水道事業・行政に従事し抜群の功績があった個人を表彰するもので、今年は94人。

長野で浄水処理ワークショップ/JWRC
 水道技術研究センター(JWRC)は9月16日、今年度の第1回浄水処理ワークショップを長野市の犀川浄水場で開催した。昨年度から実施し好評を得ている同ワークショップは今回で5回目。長野県内の事業体や行政職員など15人が参加し、午前は浄水場の見学、午後は意見交換や相澤貴子・主席研究員による「高濁度原水への対応の手引き」の講習会を実施した。
 意見交換では参加者が2つのグループに分かれ、日頃抱えている課題の改善に向けて活発な意見交換をした。

GAIAプロジェクトで7件を選定/国交省
 国土交通省下水道部は9月30日、今年度実施する7件の下水道技術研究開発(GAIAプロジェクト)を発表した。募集テーマは、1.都市浸水対策に関する技術研究開発 2.生態系の保全・再生に配慮した下水処理に関する技術研究開発 3.流域全体における資源・エネルギーの最適管理に資する技術研究開発―で、1.で2件、 3.で5件を採択。1技術あたり上限500万円を支給する。下水道分野の技術研究開発の未来を担う若手研究者と連携し、大学をはじめとする研究機関の先端的な技術の活用や実用化を促進して成果を普及させる。

膜ろ過研修会の参加者を募集
 JWRCは11月26~27日に、「平成27年度膜ろ過浄水施設研修会」を兵庫県豊岡市で開催する。国立保健医療科学院の伊藤雅喜・生活環境研究部水管理研究分野上席主任研究官らが、膜ろ過浄水技術の現状と動向などを講演する。豊岡市の佐野浄水場の現場研修も用意されており、充実の2日間となっている。申し込み期限は今月23日だが定員50人になり次第締め切る。受講料は会員1万8000円(非会員3万円)。申し込み・問い合わせは事務局(電話03―3597―0214)まで。

機械接合機器が可搬式に/GX形布設現場でデモ施工/名古屋市上下水道局
 GX形ダクタイル鉄管の機械接合と、ICTを活用した工事情報の自動管理を並行して行う『サイトイノベーション(SI)』が進化―。機械接合を行うユニット『サイトコネクト』と、接合状態の確認および位置や管情報などを情報センターに送信するユニット『サイトチェッカー』が分割され、可搬式となった。
 名古屋市上下水道局はこのほど、GX形の試験施工を行っている『中川区下之一色町字宮分地内100mm配水管布設工事』でSIのデモ施工を実施した。掘削幅60cmを確保し、土被りは1m。同局の施工要領に合わせ、芯出し作業およびゲージによる接合確認は掘削溝内で行った。

西武ライオンズと下水道PR/コラボマンホールふたを作製/所沢市
 所沢市は、同市のイメージマスコット「トコろん」とプロ野球・埼玉西武ライオンズのマスコット「レオ」がデザインされた下水道マンホールふたを作製した。下水道事業などをより広くPRすることを目的に作製したもので、ご当地キャラクターとプロ野球のマスコットがコラボレーションしたマンホールふたは全国で初めて。9月17日には、藤本正人・所沢市長と居郷肇・埼玉西武ライオンズ代表取締役社長、トコろん、レオが見守るなか、所沢駅東口西武鉄道本社玄関前と同駅西口西武所沢店前の歩道にコラボマンホールふた1枚をそれぞれ設置した。

財政運営を重点的に審議/第7期研究会はじまる/横浜市下水道事業経営研究会
 横浜市下水道事業経営研究会(第7期)がはじまり、第1回研究会が9月18日、横浜市の関内中央ビルで行われた。第7期研究会では、財政面を中心に審議する。具体的には、新たな地方公営企業会計制度を踏まえ、下水道長期ビジョン(仮称)、中期経営計画2018の策定に向け「財政運営」について重点審議する。また、今後30年程度を見据えた財政シミュレーションを実施し、「長期を見据えた財政運営」のあり方を審議する。

100周年記念水道展開く/市工事組合、ダク協が協力/長野市上下水道局
 長野市上下水道局は9月25日から27日の3日間、長野駅東西自由通路で「長野市水道100周年記念水道展」を開いた。同市水道100年の歴史と現在の水道事業を広く水道利用者に知ってもらうことを目的に、パネル展示を行ったほか、長野市水道工事協同組合と日本ダクタイル鉄管協会の協力を受け、「水道なんでも相談コーナー」や「水道機材展示コーナー」などを設けた。会場には3日間合わせて約1000人が来場した。

那珂川浄水場運転管理を委託/参加表明書は11月4日まで/茨城県企業局
 茨城県企業局は「那珂川浄水場運転管理等業務委託」の事業者の募集を公告した。より一層の効率的な浄水場の維持管理を目指すとともに、民間事業者の運転管理技術の育成・向上を目的とし、同局県中央水道事務所那珂川浄水場における運転管理業務の一部と保全業務を委託する。委託期間は平成28年4月1日から31年3月31日までの3年間。事業者の選定は公募型プロポーザル方式で行う。委託料提案価格の上限額は3億7404万7200円(税込)で、参加表明書などの受付は10月27日から11月4日まで、提案書の提出期限は12月9日。優先交渉者の決定と契約締結は1月上旬を予定している。

水の天使が下水道科学館を見学/札幌市
 2015年度ミス日本「水の天使」の柴田美奈さんがさきごろ、札幌市の下水道科学館を見学した。施設の地下に設置されている直径5mの雨水貯留管や、下水道の歴史に関するパネルなどを通し、下水道に関する知識を深めた。

55万tの再生水工場を視察/ASPIRE北京会議
 北京で開催されたIWA―ASPIREでは会議後に技術視察も行われた。コースの1つになった「清河再生水廠」は55万立方m/日の下水処理場。A2O法による処理の後MF膜+オゾンによる40万立方m/日とMBRによる15万立方m/日で、その全量が再生水としてオリンピック公園周辺に整備された人造湖への放流やトイレ用水などに利用されている。

第27回研究発表会参加申込16日まで/EICA
 環境システム計測制御学会(EICA、会長=清水芳久・京都大学大学院工学研究科教授)は10月28日、名古屋市の大同大学滝春キャンパス内「ゴビーホール」で第27回研究発表会を開催する。研究発表会の翌日には見学会も行われ、空見スラッジリサイクルセンター、鍋屋上野浄水場、水の歴史資料館、東山配水場を見学する。
 参加希望者は16日までにFAX(077―537―4997)またはE―メール(info@eica.jp)で申し込む。詳細は同学会ホームページで。

飲料水備蓄・乳がん検診推進へ/ピンクリボン缶を製造/横浜市水道局
 横浜市水道局はこのほど、7年保存・備蓄飲料水「横浜水缶」のラベルに、乳がんの早期発見・治療の大切さを広く社会へ伝えることのシンボルマークであるピンクリボンのロゴを表記した「ピンクリボン缶」を製造した。

タブレット型PCを活用し巡回点検/維持管理視点で独自開発/巡視簿様式を活用し経費減/日本メンテナスエンジニヤリング
 日本メンテナスエンジニヤリングはこのほど、タブレット型パソコン(PC)を活用した巡回点検システムを自社開発した。タブレット型PC上に点検表を表示し、点検結果を入力してデータベース化する。このタイプの巡回点検システムは、これまでに数社が開発しているが、同社のシステムは「維持管理専門会社が自ら開発した維持管理に有用なツール」という点が特長だ。
 基本仕様は入力ミスの通知機能はもとより、点検データの傾向をグラフ化することで、点検者に設備機器の状態をひと目で確認できるようにしている。巡回点検時に誰でも容易に傾向管理が行え、状態の監視保全を日常から実施できるように設計されている。

新型リークチェッカー発表/最先端の漏水判定システムを追加/従来の倍以上の精度で漏水箇所抽出/TSS
 東京水道サービス(TSS)の時間積分式漏水発見器「TSリークチェッカー」に新型機が登場した。これまでの特徴をそのままに、新たに最先端の漏水判定システムを追加した。水道管を伝わる振動音を録音し、録音データを解析することで、漏水を判定するシステムだ。産業技術総合研究所の「学習型異音解析技術」を用いることで、従来の倍以上の高い精度で漏水箇所を抽出できる。

「ISO55001」取得/PDCAでよりよいサービスへ/管清工業が下水道管路の維持管理で/アセットマネジメント
 管清工業がアセットマネジメント国際規格「ISO55001」を取得し9月30日、東京都千代田区の同社会議室で認証授与式が行われた。認証されたのは同社が青梅市から受託している下水道管路の維持管理業務について。下水道管路管理を専業としている企業では初の取得となった。

新潟市で技術説明会開催/NS、GXを接合解体/日本ダクタイル鉄管協会
 日本ダクタイル鉄管協会は9月16日から18日までの3日間、新潟市水道局の技術研修センターにおいて、技術説明会を開催した。今年度で6回目の開催となる同説明会は、初日が新潟市水道局職員(16人)、2日目が新潟県下の水道事業体(14人)、3日目が新潟市管工事組合員(23人)を対象として行われた。

労働災害ゼロへ決意新た/安全衛生推進大会を開催/フソウ会
 フソウの社員および協力会社で組織する『フソウ会』は9月16日、大阪市北区のホテル阪神で安全衛生推進大会を開催した。約130人が参集、講話や表彰を通じ、労働災害ゼロに向け決意を新たにした。

東京営業所を移転/巴製作所
 巴製作所(本社・工場=兵庫県尼崎市、豊田裕司社長)は9月30日から、東京営業所を移転した。新住所は次の通り。〒150―0022東京都渋谷区恵比寿南3―9―16―202、電話03―3793―9121

印の水処理会社を連結化/事業領域の拡大へ/東芝
 東芝は9月16日、インドの水処理エンジニアリング会社であるUEM社の株式の54%を追加取得し、同社を連結化したと発表した。東芝は2014年3月にUEM社の株式26%を取得しており、今回の追加取得で80%の株式を持つこととなった。東芝は、今回の連結化により、両社の水処理技術やノウハウを組み合わせて事業領域の拡大を図り、2020年度の水処理分野での海外売上高比率20%以上を目指す。

新水質検査方法など講演/大阪市内で27年度研修会/給衛協近畿支部
 一般社団法人全国給水衛生検査協会近畿支部(支部長=松井建二・一般社団法人京都微生物研究所理事)はこのほど、平成27年度研修会を大阪市内で開催した。大阪市水道局による水道水質検査の特別講演1題、小規模受水槽水道などの事例発表3題が行われ、事業体や保健所、企業関係者ら約40人が出席した。

大雨災害支援へ500万円寄付/LIXILグループ
 LIXILグループは9月18日、日本赤十字社が募集している「平成27年台風第18号等大雨災害義援金」へ500万円の寄付を行うと発表した。また、LIXIL労働組合からも義援金100万円を寄付する。