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2015年(平成27年) 11月  2日(第5032号)






下水道の「持続」「進化」へ/多様化する課題…連携深めて
 政令市の下水道局長らによる大都市下水道会議と、一般市で構成する下水道研究会議が相次いで開催された。それぞれにテーマを設け、国などを交え熱心に情報交換を行った。都道府県の下水道担当課長らによる会議もこの時期、開催されている。多様化する下水道の役割にあわせるように、下水道法が改正された今年。下水道事業の持続と進化に向けた取り組みが求められる。下水道関係者は連携し、日夜努力を続ける。

市町村への支援や未普及対策めぐり/都道府県下水道主管者会議
 都道府県の下水道課長らが下水道事業の課題について議論する「第55回都道府県下水道主管者会議」が10月22日に、金沢市内で開かれた。全国から約80人が参加した。翌日の23日は、石川県の犀川左岸浄化センターや金沢市の西部環境エネルギーセンターを視察した。

アセットや雨水対策の情報交換/下水道研究会議
 一般市の下水道担当部局長で組織する下水道研究会議(代表幹事=青木孝行・横須賀市上下水道部技術部長)の分科会・定時総会が10月30日、旭川市内で開催された。31市が参加した。分科会では「アセットマネジメント」と「雨水・浸水対策」をテーマに討議し、総会では来賓の森岡泰裕・国土交通省下水道部下水道事業課長らによる講演と、それを踏まえたディスカッションを行った。日本下水道協会など関係団体のプレゼンテーションもあり、一般市が抱える課題解決に向け情報収集に努めた。

下水道でハロウィン!
 国土交通省下水道部は、BISTRO下水道の“収穫祭”として、「BISTRO下水道withハロウィン」を企画し、10団体が参加した。下水道資源を活用して栽培された食材を活用し、ハロウィンにちなんだ料理や仮装などの作品を写真で披露し、BISTRO下水道を盛り上げた。
 同部は、ドラキュラに仮装した塩路勝久部長や、魔女に扮した部長秘書の海老根美香さんらが、愛知水と緑の公社と豊橋技術科学大学のトマトで作ったトマトジュースや岩見沢市のかぼちゃで作ったランタンなどで、BISTRO下水道をPRした。

インドネシア現地調査へ/事前説明会を今月10日に/厚労省
 厚生労働省が日本の水道産業の国際展開を支援するため実施している水道産業国際展開推進事業で今年度、インドネシアを対象に現地調査を実施する。来年1月12~14日を予定し、現地事業体による案件紹介や日本側によるセミナーなどを予定している。
 事前説明会を今月10日に都内で開催。参加希望者は6日午後5時までに申し込む。問い合わせは同事業受託者のパシフィックコンサルツ(担当・森本氏、水井氏、森山氏、電話03―6777―3754 EメールH27suido@ss.pacific.co.jp)に。

浄水の課題改善へ意見交換/奈良県でワークショップ/JWRC
 水道技術研究センター(JWRC)と奈良県が共催した浄水処理ワークショップが2日、同県御所(ごせ)浄水場内で開催された。水道職員を対象に浄水処理の改善支援に向け、他事業体職員との情報交換や人脈形成の場を提供する講習で、同センターが昨年度から、全国各地で年4回程度実施している。

「今後も使命感と気概を持って」/給水開始100周年を祝う/関係者、利用者が集い記念式典/長野市上下水道局
 長野市上下水道局は「長野市水道100周年記念式典」を10月28日、長野市のホテルメトロポリタン長野で開催した。式典には厚生労働省、総務省からの来賓を始め、国会議員、市議会議員、水道工事協同組合員、水道100周年記念絵画コンクール入選作品入賞者が参加し、水道事業の関係者と利用者が一緒になり100周年を祝った。
 長野市の水道は戸隠水源に水源を求め大正4年に給水開始した。その後、拡張事業を進め第7期拡張事業認可を経て現在に至っている。平成26年には長野市水道ビジョンを改訂し、持続的な水道事業の運営へ老朽化施設の更新、施設の耐震化、経営基盤の強化などに取り組んでいる。

公民共同体設立計画策定へ/水ingと水みらい広島も参加/京都水事業公民パートナーシップ研究会を設立/京都府環境部公営企画課
 京都府環境部公営企画課は公民連携による府内市町村水道施設の管理運営をテーマに『京都水事業公民パートナーシップ研究会』を立ち上げた。10月6日に第1回、同28日に第2回研究会を開催し、来年3月には公民共同体設立計画を策定するスケジュールで進める。
 京都水事業公民パートナーシップ研究会は職員減や技術者不足などで水道施設の管理運営が困難な府内水道事業体に対し、京都府と民間が連携した共同企業体による管理運営の可能性などを調査研究するため設置した。目貫誠・環境部公営企画課長を会長に、同課職員、さらに研究会参加企業の募集に応じた水ingと水みらい広島で調査・研究活動を行う。

水需要の減少に歯止めを/お風呂シンポジウム開く/名古屋市上下水道局名古屋市立大学
 名古屋市上下水道局と名古屋市立大学の共催による『快適・健康・お風呂シンポジウム』がこのほど、同大学桜山キャンパス内で開催された。
 同大学の開学65周年記念事業の一環で企画されたもので、水需要の底入れ策として局が今年度、同大学に研究委託している『浴槽入浴とシャワー浴のリラクゼーション効果の比較検討研究』の中間報告が行われた。また、早坂信哉・東京都市大学教授の基調講演、学識者やお風呂メーカーの社員、アイドルらによるパネルディスカッションが行われた。

"安定、高品質の発信を"/次期経営プラン策定へ意見交換/東京都水道局経営問題研究会
 東京都水道局は10月13日、都庁で第38回東京都水道事業経営問題研究会(座長=井手秀樹・慶應義塾大学商学部教授)を開いた。次期経営プランのコンセプトをはじめ、事業運営上の課題と今後の方向性などについて事務局から報告があり、それらを踏まえ、委員が活発に意見を交換した。

愛知県版"下水道場"/あいち心の浄化センター設立
 地方版下水道場が全国で広がりを見せている。10月19日に愛知県の下水道場が設立された。第1回の下水道場は愛知県庁で行われ、県内の自治体職員60人が参加した。南晴章伍・国交省下水道部下水道企画課官民連携推進係長の基調講演のほか、グループディスカッションが行われ、業務上の課題や苦労について意見交換した。また、下水道場の名称は参加者の投票により「あいち心の浄化センター~悩みを水に流し、新たな自分を再生しよう!~」に決まった。今後は年3回開催し、課題を共有し、職員間のネットワークを形成する。

水質研発を25日に開催/日水協関東地方支部
 日本水道協会関東地方支部は25日、平成27年度水質研究発表会を東京都新宿区の新宿明治安田生命ホールで開催する。
 長坂雄一・厚生労働省水道課水道水質管理官の講演のほか、12編の発表が行われる。時間は10時から15時45分まで。参加費は無料。
 問い合わせは、発表会運営委員会事務局の千葉県水道局水質センターの富田氏(電話043―296―8100、FAX043―296―0157、電子メールw-center-3@mz.pref.chiba.lg.jp)まで。

26日に国包氏の講演会開く/NPO水道千葉
 NPO法人水道千葉は、26日14時から千葉市の千葉市中央保健福祉センターで開催する講演会の参加申込を9日まで受け付けている。元国立保健医療科学院水道工学部長の国包章一氏が「水道水質管理と水源保全~各国の制度と動向~」と題した講演を行う。参加費は無料で、講演会終了後には懇親会を開く(会費は5000円)。参加申込・問い合わせは水道千葉事務局の小澤氏、櫻田氏(電話043―239―6430、FAX043―239―6431)まで。

市民まつりで上下水道PR/尼崎市
 兵庫県尼崎市水道局と都市整備局下水道部は10月11日、市制99周年記念事業の尼崎市民まつり(阪神尼崎駅周辺)で、共同ブースを出展し、事業をPRした。ブースには浄水・汚水処理の仕組みを紹介したパネルや雨水貯留タンクの展示、水質実験、顕微鏡による微生物の観察、数字にちなんだクイズなどを実施。市民ら約800人が訪れ、終日賑わった。

創業110周年特別インタビュー 月島機械・上 取締役常務執行役員水環境事業本部長 渡 邊彰 彦氏
 月島機械が今年で創業110年を迎えた。創業当時は町工場からスタートし、現在は“汚泥処理の月島”といわれるようになり、上下水道事業の発展に貢献してきた。そこで110年を機に、渡邊本部長に110年の歴史や今後の展開についてインタビューを実施し、2回にわたり掲載する。

工事安全テーマに講習会/墜落・転落事故対策を強化/日本下水道施設業協会
 日本下水道施設業協会は10月10日、平成27年度の第1回講習会を協会会議室で開いた。日本下水道事業団(JS)の丸山徳義・事業統括部事業課長を講師に招き、「JSの工事安全推進」をテーマに、現場事故の撲滅に向けた対策のあり方を学んだ。
 講演では、JSに報告があった重大事故事例について、原因や現場の状況の詳細な説明があり、事故後の現場調査から見えてきた問題点や、再発防止対策のあり方が示された。あわせて、JS工事安全推進会議が進めている対策への取り組みが紹介された。

対馬市小浦ダムに水域改善装置設置/貧酸素が改善され高いDO維持/エコ・プラン
 エコ・プラン(長崎市、原純貴代表取締役)はこのほど、長崎県対馬市の小浦ダム(有効容量40万立方m、水深7m~14m)に設置した閉鎖性水域改善装置「子水神(ネレーダ)」の調査結果を公表した。今年3月に設置し、5月から運転を開始している。同装置は、国内外で特許を出願中で、さらなる水質改善効果の向上を目指し、長崎大学と共同研究を行っている。

高崎出張所を開設/クボタパイプテック
 クボタパイプテックは10月22日、高崎出張所を開設した。山口敬司所長は「多様化する顧客のニーズに対応した営業活動は、地域に密着したものであることが大前提となる。今後は高崎出張所を拠点にして北関東や北信越を中心にクボタグループ全体の水関連製品・サービスで顧客に最適な提案、営業展開を目指していきたい」としている。
 【住所】〒370―0045群馬県高崎市東町9番地ツインシティ高崎【電話】027―325―0753【FAX】027―325―0752

下水道事業計画の説明会を開催/水コン協
 全国上下水道コンサルタント協会は、11月20日に東京、30日に大阪の2会場で「新たな『下水道事業計画』説明会」を開く。
 今年5月に公布された改正下水道法の施行が今月20日に迫っている。改正項目のなかでも、とりわけ業界内の関心が高い「下水道事業計画」をテーマに、国の担当官を講師に招き、重要ポイントなどを周知する。
 参加希望者は、11月13日までに協会ホームページから申込書をダウンロードし、必要事項を記入の上、FAX(03―6806―5753)で送信する。会員と公共団体職員は無料。非会員は、資料代として2000円を当日会場で支払う。会場の都合上、参加は各団体3人まで。

中国湖南省から研修生を受入/簡易水質測定実験など行う/オプテックス
 オプテックス(大津市、小林徹・会長兼社長)はさきごろ、滋賀県草津市の淡海環境プラザで、国際協力機構や淡海環境保全財団、滋賀県などが中国湖南省の汚水技術への技術協力の一環として実施している「中国湖南省における都市汚水処理場運転管理技術と住民の環境意識の向上のためのプロジェクト」の研修員に対して環境教育の研修を行った。
 参加したのは、湖南省の環境保護庁と汚水処理場の技術者、師範大学の教師の6人。水質環境問題や現状を、中国の教育現場でもわかりやすく理解できるプレゼンテーションを行ったほか、水質測定に関するセンサ技術の紹介、簡易水質測定実験などを行った。湖南省のプロジェクトで民間企業の講師が今回のような研修を行うのは、これまでなかったという。