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2017年(平成29年)  7月 10日(第5174号)






平成27年度「簡易水道統計」を発刊/簡水協
 全国簡易水道協議会はこのほど、「平成27年度全国簡易水道統計」を発行した。27年度に実施された全国の簡易水道事業について、原水の種別や浄水方法、給水量、有収率、管路延長、管種、料金体系など、各事業・施設の詳細なデータを収録している。データからは、事業数が年々減少してきていることなど、簡易水道事業の現状をうかがい知ることができる。施設整備や水質への対応、技術者不足、経営の脆弱性など多くの課題を抱える簡易水道事業。同協議会では、統合・広域化による技術的・財政的な基盤の強化には各種の基礎資料の分析が不可欠だとしており、統計資料はその一助になりそうだ。

福岡・大分で断水続く/記録的大雨
 九州北部を中心に各地で土砂災害などの被害をもたらした記録的大雨の影響で、水道施設にも被害が発生、断水した地域がある。下水道については、福岡県内と熊本県内の下水処理場で落雷により流量計が破損した以外は処理場、ポンプ場、管渠とも施設の被害は報告されていない。

歩掛表の改訂を解説/水道事業実務講習会開く
 全国簡易水道協議会は6月27日、東京・虎ノ門のニッショーホールで「平成29年度水道事業実務講習会」を開催した。全国から簡易水道の実務担当者ら296人が参加し、厚生労働省水道課の担当官による講義に耳を傾けた。

JWWA規格ポリ管呼び径50追加へ/日水協
 日本水道協会は6月22日、第40回水道施設に関する規格専門委員会を開き、水道配水用ポリエチレン管(JWWA K144)および水道配水用ポリエチレン管継手(JWWA K145)の改正案をまとめた。

グランプリは広島市下水道局/GKP広報大賞
 下水道広報プラットホーム(GKP、会長=長岡裕・東京都市大学教授)は5日、平成29年度のGKP広報大賞を発表した。グランプリは広島市下水道局の「広島東洋カープとコラボ!!下水道PRポスター」で、広島東洋カープとのコラボレーションにより“地域の下水道”“みんなの下水道”といったメッセージ性の強いポスターになっている点などを評価した。準グランプリには、江戸まち通信の「フリーペーパー『江戸まち通信』による一連の特集記事」が選ばれた。

組織改正
 厚生労働省は11日付で医務次官を設置するなどの組織改正が行われる。医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部水道課は「医薬・生活衛生局水道課」となり、生活衛生・食品安全審議官が設置される。

北部エリアの拠点・太秦庁舎が竣工/京都市上下水道局
 京都市上下水道局は6月30日、市北部エリアにおける上下水道サービスの拠点となる『太秦庁舎』が竣工したことから、門川大作・京都市長をはじめ、関係者約80人が集まるなか、記念式典を行った。同庁舎は浄水場再編によって廃止した山ノ内浄水場の跡地を活用し、西部営業所、上下水道管路の維持管理サービス、さらに防災拠点の機能も有する。7月18日から開庁する。

TSSらが技術協力で覚書/東京都水道局
 東京都水道局は、同局の監理団体の東京水道サービス(TSS)が、国際協力機構(JICA)、マレーシアエネルギー・環境技術・水省(KeTTHA)の3者で、マレーシア・ラブアン島における技術協力事業実施についての覚書を締結したと発表した。

SPR・マンホール蓋体験会/横浜市環境創造局
 横浜市環境創造局は6月23日、旭土木事務所でSPR工法・マンホール蓋等体験会を行った。下水道管の長寿命化、耐震化、再整備などを進めるにあたり、既設管の規模や形状、交通事情などによって開削工法での施工が困難な場合が多くなっている。

受水団体も対象に基礎研修/埼玉県企業局
 埼玉県企業局は6月12日、21日の2日間、さいたま商工会議所会館で、水道事業経験1~2年目の同局職員と受水団体の職員を対象に、水道職員基礎研修を行った。企業局職員27人、受水団体職員約50人が参加した。

「近代水道130年の歩み」展を開催/横浜市水道局
 横浜市水道局は今月19日から8月20日まで、西区の中央図書館で「近代水道130」展を開催する。

大阪市内で研究発表会/国交省近畿地方整備局
 国土交通省近畿地方整備局は6月29日、30日の2日間、平成29年度研究発表会を大阪市内で開催した。6部門145題のうち、京都府向日市は「砕石投入と薬液充填注入を組合せた埋戻しについて」を報告した。

収納等総合業務を委託/蒲郡市上下水道部
 愛知県蒲郡市上下水道部は、「水道事業に係る収納等総合業務委託」の受託候補者をヴェオリア・ジェネッツに決めた。委託期間は平成30年1月から平成34年12月までの4年間。

料金収納業務の受託者を公募型プロポで/西尾市上下水道部
 愛知県西尾市上下水道部は、水道事業水道料金収納等業務の受託候補者を公募型プロポーザル方式で選定する。委託期間は平成30年4月1日から平成33年3月31日までの3年間。

PPPはLCC最小化で評価を/施設協が国交省に提言
 日本下水道施設業協会(会長=松木晴雄・メタウォーター相談役)は5日、国土交通省下水道部に提言するとともに、同部幹部と意見交換した。提言内容は、下水道施設に関する国の負担制度の維持拡充と要望総額の確保、創エネ・地産地消のさらなる推進、広域化・し尿処理を含めた共同化等の処理施設再編の推進、民間の提案意欲や新技術開発を促す事業制度や評価基準の構築、下水処理施設における外部収益事業の拡大など。 

優秀環境装置表彰で経産大臣賞/オルガノの高速加圧浮上装置
 オルガノの「高速加圧浮上装置H―DAFシリーズ」が日本産業機械工業会の第43回優秀環境装置表彰で、最高賞の経済産業大臣賞を受賞した。6月21日に開かれた表彰式では、同社の鯉江泰行社長が佃和夫・日本産業機械工業会会長から表彰状を授与された。

役員・支部長引継会開く/東京都管工事組合
 東京都管工事工業協同組合(理事長=佐藤章・秋田設備社長)は6月26日、東京信濃町の明治記念館で新旧役員・支部長合同引継会を開いた。
 引継会は退任した役員・支部長の労苦を労うとともに、新役員・支部長を激励するもの。

強プラ管協会総会
 強化プラスチック複合管協会は6月13日、東京都中央区の日本橋三越本店で第45回定期総会を開き、役員の選任、平成29度事業計画、収支予算について承認した。新会長には、大久保宏紀・積水化学工業環境・ライフカンパニー管材事業部長が選任された。

水管協総会
 水道運営管理協会(会長=飯嶋宣雄・東京都市開発相談役)は6月22日、東京都港区の八芳園で第7回定時社員総会を開き、第7期事業計画と収支予算、定款変更と入会規程の改定などの議案を審議し、了承した。役員改選では、飯嶋会長、水谷重夫代表理事を再任した。

日本バルブ工業会総会
 日本バルブ工業会(会長=中村善典・金子産業社長)は6月9日、都内で第5回通常総会を開き、2017年度事業計画・予算を決めた。また、役員改選では、会長、副会長を再任し、濱崎雅幸・専務理事代行を専務理事にすることを決めた。

7月24日の講演会参加者募集/JSTT
 日本非開削技術協会は(JSTT)、7月24日に東京都港区の発明会館地下ホールで開催する第24回非開削技術講演会の参加者を募集している。
 時間は13時30分~16時30分。参加費は、JSTT会員・役所/官庁・学生、同協会関連団体は無料で、非会員は5000円となる。参加申し込みは、同協会のホームページから。