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2017年(平成29年) 10月 12日(第5195号)






下水処理場を「二軸管理」/電力と水質を見える化/国交省
 国土交通省下水道部は下水処理場の“二軸管理手法”の水平展開を図るための検討を進めている。この手法は、電力削減と水質改善を両輪とする二軸管理グラフによる管理の手法。処理水質や消費エネルギーを“見える化”することで、処理場の現状分析を行うことができる。運転方法や処理場改築の計画づくりなどにも活用することができ、PDCAサイクルを回していく管理ツールにもなる。東京都が先行して実施しているといい、それらも参考にしながらガイドラインを作成し全国展開を図りたい考えだ。下水処理場の最適な管理に向け期待がかかる。

28年度公営企業決算を公表/総務省
 総務省自治財政局はこのほど、平成28年度の地方公営企業決算を公表した。

大臣表彰の栄誉82人に/厚労省
 厚生労働省は6日、平成29年度の生活衛生事業功労者(水道関係功労者)厚生労働大臣表彰の受賞者を発表した。水道の普及発展や水道に関する有益な調査研究、技術の改善・発明発見、水道行政に対する協力などに特に顕著な功績のあった個人・団体や、水道事業・行政に従事し抜群の功績があった個人を表彰するもの。今年は計82人だった。

給水装置技術の調査研究助成に2件/給水財団
 給水工事技術振興財団が平成10年度から実施している「給水装置工事技術に関する調査研究助成事業」の今年度の助成課題が決まり、同財団から発表された。

視覚障害者向けサービス導入/長幌上水道企業団
 北海道の長幌上水道企業団は使用料の検針票に、視覚障害者向けの新たなサービスとして、8月の検針から音声コード「ユニボイスコード」を導入した。検針票に印字された二次元バーコードに音声コードを読み取るためのスマートフォンアプリ「ユニボイス」をかざすと音声で使用水量や料金などを聞くことができる。

現場へ行かず遠隔で確認/東京水道サービスが「現場管理システム」を開発
東京水道サービスは、工事の検査・確認の効率化を目的に、給水管分岐工事の検査や漏水修繕、配水管工事の確認業務を現場へ行かずに実施できる「現場管理システム」を開発した。

シーデーシーに料金徴収業務を委託/千曲市上下水道課
 長野県千曲市建設部上下水道課は1日から市営水道料金・下水道使用料等の検針・徴収業務、窓口業務をシーデーシー情報システムに委託した。委託に伴い、「千曲市上下水道料金等お客様センター」を同市の更埴庁舎上下水道課内に開設した。委託期間は平成29年10月1日から34年3月31日まで。

管きょ整備をDBで/久慈市下水道課
 岩手県の久慈市建設部下水道課は、PPP手法を導入して「久慈公共下水道北部ほか汚水管渠整備事業」を実施する。9月29日に実施方針を公表しており、募集要項は11月10日に公表する。事業者の選定方式は、公募型プロポーザルで、設計施工一括方式(DB)で管きょを整備する。

第2回経営審議会開く/盛岡市上下水道局
 盛岡市上下水道局はこのほど、平成29年度第2回盛岡市上下水道事業経営審議会(会長=小川智・岩手大学副学長)を開いた。事務局から決算状況について説明後、4月に行った水道料金改定や水道施設整備、下水道管の長寿命化対策などについて、事務局と委員の間で質疑応答がなされた。

森田鉄工所が創業100周年
 水道用バルブの専業メーカーである森田鉄工所(森田昌明社長)は5日、東京都新宿区のホテルグランドヒル市ヶ谷で創業100周年記念パーティーを開き、関係団体や取引先などから約240人が参加し、節目を祝った。同社は創業以来、徹底したものづくりへのこだわりと高い技術力で水道事業の発展を支えてきたが、森田社長は「大正6年の事業開始以来、一貫してバルブ一筋でやってきた。これからも水道に関わる企業として、スケールメリットは追求せずにニッチな製品の積み重ねで、よりユニークな製品群を構築し、日本の水道事業の効率化、発展に貢献していく」と”水道愛”に満ちた抱負を述べ、今後に向けた意欲を改めて示した。

東京海上日動と災害時連携協定/東京都水道専業者協会
 東京都水道専業者協会(会長=小林光一・佐々木組社長)はさきごろ、東京海上日動火災保険と災害時の水道復旧救援に関する連携協定を締結した。災害救援時の保険手配や平時からの情報提供などを通じて協会会員に災害への備えを支援する。

エネルギーと広域化テーマに/ダク協関東支部が栃木県でセミナー
 日本ダクタイル鉄管協会関東支部(木村康則支部長)は9月6日、宇都宮市の栃木県総合文化センターで平成29年度セミナーを開いた。近隣の水道事業体の職員はじめ約70人が参加。

設立講演会を開催/日本アセットマネジメント協会
 日本アセットマネジメント協会(略称=JAAM、会長=小林潔司・京都大学教授、経営管理大学院経営研究センター長)は9月21日、東京都港区の日本消防会館で、JAAM設立記念講演会を開いた。「アセットマネジメント(AM)の最新情報と世界動向」をテーマに、小林会長の基調講演と、英国ウッドハウス・パートナーシップ社主席コンサルタントのアラン・レアード氏による特別講演が行われた。

11月に鋼管フォーラム/鋼管技術研究会
 鋼管技術研究会(JFEスチール、JFE継手、第一高周波工業、シーケー金属、リケン、レッキス工業)は11月14日、東京都千代田区日比谷公園内の日比谷コンベンションホールで「鋼管技術フォーラムin東京」を開催する。参加費は無料で定員は200人(申込先着順)。
 申込締切は10月20日。問い合わせはレッキス工業東京営業所(電話03―5393―6011)まで。

交通安全懸垂幕の標語募集/日建連
 日本建設業連合会は、交通事故防止に関する標語の募集を開始した。
申込締め切りは12月1日(金)。問い合わせは事務局(電話03―3551―8812)まで。