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2018年(平成30年) 9月 27日(第5276号)
イノベーション進化を/IWA世界会議・展示会が閉幕
水道界全体の強靭・持続へ/"東京宣言"を決議/大都市水道事業管理者会議
人材育成テーマに情報交換/東京都ら5事業体が参加/アジア水道事業体人材育成ネットワーク
共同浄水場の整備を推進/2028年度から全面供用開始へ/凝沈+急速ろ過で5万1000立方m/鳴門市・北島町
今後も事業体のパートナーとして/グループ設立10周年パーティー/メタウォーター
イノベーション進化を/IWA世界会議・展示会が閉幕
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国際水協会(IWA)により東京ビッグサイトで開かれていた「世界会議・展示会」が閉幕した。会期中、89の国・地域から、過去最多となる約9500人の参加があった。「水の将来を形成する」をメインテーマに、「レジリエンス」や「サスティナビリティ」、「イノベーション」などテーマに様々な発表や議論が行われた。国連・持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みなど、この会議の成果は世界の水問題解決に向けて、東京から世界に発信される。
水道界全体の強靭・持続へ/"東京宣言"を決議/大都市水道事業管理者会議
全国の政令市と東京都の19水道事業体で構成する大都市水道事業管理者会議は17日、IWA世界会議・展示会の開催に併せて有明フロンティアで臨時会を開催し、宣言文「水道事業の強靭化と持続の実現に向けた、大都市水道事業管理者の東京宣言」を決議し公表した。水道界全体の強靭化と持続の実現とともに、国内外の水問題解決のために今後取り組んでいく方向性として1.将来の水需要を見据えた施設整備 2.様々な危機への対応 3.強固な経営基盤の構築 4.社会への貢献―の4つの柱を掲げ、大都市が連携して取り組みを実施・検討していくこととした。
人材育成テーマに情報交換/東京都ら5事業体が参加/アジア水道事業体人材育成ネットワーク
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アジア水道事業体人材育成ネットワーク(A1―HRD)の第11回会議が18日から20日の3日間、IWA世界会議・展示会の開催にあわせて都内で行われた。東京都水道局をはじめとする4つの国と地域から5事業体の25人が参加し、人材育成などについて情報交換した。また、IWA世界会議・展示会の見学や東京都水道局研修・開発センターでの体験型研修を行うなどした。
共同浄水場の整備を推進/2028年度から全面供用開始へ/凝沈+急速ろ過で5万1000立方m/鳴門市・北島町
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徳島県の鳴門市と北島町は、共同浄水場整備事業を推進している。昨年8月に両自治体の6委員で構成する「鳴門市・北島町浄水場共同化協議会」を設立。共同浄水場の建設に向け、12月に「鳴門市・北島町共同浄水場基本計画」の策定を東京設計事務所に委託し、今年8月までに協議会2回、両自治体の職員で構成する幹事会7回を開催してきた。今月10日に鳴門市内で開かれた第3回協議会で、共同浄水場の施設能力は5万1000立方m/日、浄水処理方式は現行の「凝集沈殿+急速ろ過」とし、用地取得方針なども報告された。
今後も事業体のパートナーとして/グループ設立10周年パーティー/メタウォーター
メタウォーターは17日、同社グループ設立10周年記念レセプションパーティーを都内のホテルで開き、国内外から集まった約250人の上下水道関係者が同社10年の節目を祝った。2008年4月に日本ガイシと富士電機の各水環境事業子会社が合併し、水・環境分野の総合エンジニアリング企業として発足した同社は、国内外の上下水道分野や環境分野において事業を展開し、多くの実績を有している。中村靖・社長は事業方針について、「今後も自治体・上下水道事業体のパートナーとして選んでいただける企業を目指す」と力強く語った。