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2020年(令和2年)  1月  6日(第5383号)






下水道事業の持続性確保へ/法制度の課題を議論/小委員会設置/下水道政策研究委員会
 下水道政策研究委員会の第1回制度小委員会が12月27日に日本下水道協会で開かれた。同委員会は、今後の下水道のあり方を検討し、下水道施策の展開に寄与するために設置され、国土交通省下水道部と日本下水道協会が共同で運営するもの。平成26年以来の開催となる。制度小委員会では、新下水道ビジョンの実現に向けた各施策の推進にあたり、法令等の制度に関する課題、対応方策について検討する。

若手の国際活動を支援へ/IWA国内委開く
 IWA(国際水協会)日本国内委員会(委員長=松井佳彦・北海道大学大学院教授、日本水環境学会会長)は、水分野の若手の国際活動を支援する。IWA世界会議やASPIRE会議、IWAスペシャリストグループが主催・共催する会議で口頭・ポスター発表が採択された若手に対して会議登録費を補助する。東京で開催された第11回IWA世界会議・展示会の開催国委員会から譲渡された資金を活用する。

改定「設計指針」を解説/全国7会場で説明会/新たなマネジメントサイクルに対応/下水協
 日本下水道協会は、10年ぶりに大幅な改定を行い発刊した「下水道施設計画・設計指針と解説―2019年版―」の改定概要説明会を開催中だ。12月19日の広島会場を皮切りに、全国7会場で予定している。

水道管工事のICT化に注目/中間報告会に全国から130余人/Photoructionを利用した水道管工事施工管理システムに関する共同研究/神戸市水道局
 神戸市水道局は12月23日午後に水道事業体関係者や団体関係者を対象に「Photoructionを利用した、水道管工事施工管理システムに関する共同研究」の中間報告会を開催した。同局は7月から民間企業と管路整備のための新たな施工管理システムに関する共同研究を進めており、老朽管路の増加と管路工事に関わるマンパワー不足が全国的な課題になっていることを踏まえ、パイプメーカーやIT関連企業などと連携して管路更新の効率化に向けた新たな事業手法の確立を目指している。共同研究に参画した企業は、栗本鐵工所、フォトラクション、ミライト・テクノロジーズ、JFEエンジニアリング―の4社で、中間報告会では、同局と4社関係者がそれぞれの役割を踏まえた報告を行った。

「みやぎ型」実施方針公表/令和4年4月事業開始へ/宮城県企業局
 宮城県企業局は12月24日、水道用水供給事業、工業用水道事業、流域下水道事業の一部にコンセッション方式を取り入れ官民連携で運営する「宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)」の導入に係る条例が施行されたことを受け、実施方針を公表した。

円滑な災害復旧に向け/レンタル資機材の協定締結/堺市上下水道局
 堺市上下水道局はジャパン・レンタル・アソシエーションと「災害時におけるレンタル資機材の提供に関する協定」を結び、12月17日に市本庁舎で締結式を開催した。

分流化も視野に合流改善/ハイブリッド式貯留管整備へ/堀川・新堀川の抜本的な水質浄化/名古屋市上下水道局
 名古屋市上下水道局はさきごろ、市内河川の堀川・新堀川の抜本的な浄化対策を推進するため、新たに大規模な貯留管等を整備することで堀川上中流部及び新堀川上流部の水質浄化に向けた取り組みを強化する方針を打ち出した。これは、堀川上中流部および新堀川上流部の沿川に貯留管を整備するとともに河川への合流式の放流口を廃止することで、水質浄化を図るもの。さらに、将来的にはこの地区の完全分流化を目指すことも明らかにした。

国内最大の耐震補強金具を設置/富山市の北部幹線防護工事で/金具搬入から70分で設置は完了/大成機工
 大成機工は富山市上下水道局の北部配水幹線(φ1350)の防護工事で国内最大口径の耐震補強金具を設置した。同局はこれまでも小口径管に耐震補強金具の設置を進めており、不断水や施工時間の短縮、耐震管に準ずる離脱防止機能など多様なメリットを評価して採用したもの。2カ所の工事を行い完了した。
 北部配水幹線は流杉浄水場内の配水池から延長約10㎞、1971年に布設したφ1350のK形ダクタイル鋳鉄管。
 今回の工事は土地改良事業で小水力発電が建設され、その放水管が北部配水幹線の真下を通るため、工事中の防護を目的に設置した。当初、コンクリートブロックで対応を検討していたが、ブロック重量による管への影響などを考慮し、大成機工が新たに開発した大口径用の耐震補強金具を採用した。

総合管路ソリューション展開へ/パイプテックら2社と統合/1月1日付/クボタ建設
 クボタ建設(本社:大阪市、荒川範行社長)は1日付で、クボタパイプテックと、クボタケミックスの子会社であるクボタプラテックの工事部門を吸収合併した。
 クボタグループ内に分散していた管路の調査・診断から工事、維持管理までの各事業を統合するもの。今後増加するPPP案件やDB案件にもワンストップで対応できる総合管路ソリューション事業を展開する。水事業の建設会社として国内外での取り組みをさらに強化し、業界トップを目指す。

積水化学とメタウォーターが初受賞/IR優良企業賞2019
 日本IR協議会が主催する「IR優良企業賞2019」で、積水化学工業が「IR優良企業特別賞」、メタウォーターが「IR優良企業奨励賞」を受賞した。IRの趣旨を深く理解し、積極的に取り組み、市場関係者の高い支持を得るなどの優れた成果を挙げた企業を表彰することを目的としたもので、今回で24回目。両社はともに初受賞となる。
 同協議会は、積水化学工業の選定理由について「経営トップや事業責任者が投資家と戦略や課題について積極的に議論している。IR部門責任者も自社の強みや製品市場の状況などを的確に把握しているため、説明が合理的でわかりやすい。セグメントごとに業績変動要因情報を掲載するなど決算説明会資料も充実している。説明会の状況は質疑応答まで含めて迅速にウェブサイトで公表しており、フェア・ディスクロージャーへの意識も高い。ESG(環境・社会・企業統治)対応も、説明会などで効果的に発信している」としている。