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2020年(令和2年) 1月 20日(第5386号)
固形物分離と破砕回収一体型/社会貢献のPR効果にも期待/下水道への紙オムツ受入へ制度検討/国交省
2―MIB価を検討へ/粉末活性炭のJWWA規格で/衛生常設委/日水協
ICT・AI活用し高度処理/B―DASH/メタウォーター、JS、町田市
都道府県委で豪雨/災害などテーマに/下水協
製品高機能化、事業拡大へ/日本製鋼所との協業強化/月島機械
カンボジアで浄水場建設一括受注/上水道拡張事業の一環で/神鋼環境ソリューション
台風19号災害で支援金/日水協東北・関東・中部に/水管協
多様な連携 水道の持続見すえ/水源涵養林育成へ9社・団体と/活動エリア提供 作業体験など/青下の杜プロジェクト/仙台市水道局
水の魅力伝え利用促進を/ノーリツ・東北福祉大と協定/おふろ部
汚泥処理は「コンポスト化」/次期ビジョンの方向性等明示/滋賀県下水道審議会
固形物分離と破砕回収一体型/社会貢献のPR効果にも期待/下水道への紙オムツ受入へ制度検討/国交省
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国土交通省下水道部は15日、下水道への紙オムツ受入実現に向けた検討会(委員長=森田弘昭・日本大学生産工学部教授)を都内で開き、紙オムツ分離装置の制度面の検討を開始したほか、介護施設などでの実態調査の結果を報告した。今回からサニテーション分野の権威でマイクロプラスチックに関する知見を持つ船水尚行・室蘭工業大学副学長が委員に加わった。
2―MIB価を検討へ/粉末活性炭のJWWA規格で/衛生常設委/日水協
日本水道協会は、水道用粉末活性炭のJWWA規格(K113)について、2―メチルイソボルネオール(2―MIB)価の規格化を検討する。全国的なかび臭問題から2―MIB価の規格化を求める要望がかねてから寄せられていたといい、近年、試験方法が安定してきていることを踏まえ検討を進める。さきごろ開催された今年度2回目となる第255回衛生常設調査委員会(委員長=杉本智美・名古屋市上下水道局技術本部施設部主幹)でその旨、審議・了承された。具体的な検討は水道用薬品及び資機材の衛生性調査専門委員会で進めることになる。
ICT・AI活用し高度処理/B―DASH/メタウォーター、JS、町田市
国土交通省の平成31年度下水道革新的技術実証事業(B―DASHプロジェクト)に採択された「単槽型硝化脱窒プロセスのICT・AI制御による高度処理技術実証事業」の共同研究体であるメタウォーター、日本下水道事業団(JS)、町田市の3者は14日、町田市成瀬クリーンセンターに整備していた実証研究施設が完成したことを記念する式典を同センターで開催した。共同研究体の関係者や来賓など約70人が参加する中、テープカットを行い施設の完成を祝った。
都道府県委で豪雨/災害などテーマに/下水協
日本下水道協会は15日、第114回都道府県委員会(委員長=若公崇敏・埼玉県下水道局参事兼下水道事業課長)を開いた。照会があった放流水の水質基準、大規模豪雨災害時の対応、流域下水道に接続する市町村に対する雨天時浸入水に関した措置の要請の事例について意見交換し、情報を共有した。また、同協会では2017年に5カ年の中期計画を定めたが、3年が経過したことから2022年度からの次の計画に向けた検討に着手している。委員会後半では次期計画を地方公共団体のニーズにあったものとすべく、協会に求める活動について意見の聞き取りを行った。
製品高機能化、事業拡大へ/日本製鋼所との協業強化/月島機械
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月島機械は日本製鋼所との協業強化に取り組むため、相互に株式を購入することを発表した。製造機能の強化、月島機械製品の高機能化を図るとともに、両社のエンジニアリング・サービス分野の拡大にも取り組んでいくとしている。
両社は平成30年3月に製造分野の協業に関する基本協定を締結し、日本製鋼所室蘭工場に月島機械の製造機能を移設、31年4月から月島機械室蘭工場として製造を開始した。両社の経営資源と製造技術を相互に活用し、月島機械の生産効率向上を図るもので、月島機械室蘭工場の製造スタッフは、同社社員と日本製鋼所からの出向者で構成。
カンボジアで浄水場建設一括受注/上水道拡張事業の一環で/神鋼環境ソリューション
神鋼環境ソリューションは9日、カンボジア王国シェムリアップ市のシェムリアップ水道公社(SRWSA)から、浄水場の建設および、取水設備の機械・電気工事を一括受注したことを明らかにした。JICAによるODAの円借款資金協力案件「シェムリアップ上水道拡張事業」の一環で、工期は33カ月を予定している。
台風19号災害で支援金/日水協東北・関東・中部に/水管協
日本水道運営管理協会(飯嶋宣雄会長)は6日、昨年の台風19号に係る支援金を日本水道協会関東地方支部に贈呈した。飯島会長が同支部長都市である横浜市の山隈隆弘・水道局長に目録を手渡した。飯嶋会長は見舞いの言葉を述べるとともに、協会の災害対策に関する取り組みとして、昨年、宮城県企業局と災害時協定を締結したことを紹介した。山隈局長は謝辞を述べるとともに「使い方は話し合って決めるが、防災対策で活用できたら」とした。
多様な連携 水道の持続見すえ/水源涵養林育成へ9社・団体と/活動エリア提供 作業体験など/青下の杜プロジェクト/仙台市水道局
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仙台市水道局は民間企業と連携し、水道水源の1つである青下水源地の水源涵養林の保全育成につなげる。「青下の杜プロジェクト」と銘打った取り組み。協賛を募り、▽クボタ▽第一環境▽大成機工▽日水コン▽日立製作所▽前澤給装工業▽宮城衛生環境公社▽宮城県管工事業協同組合▽メタウォーター―の計9社・団体が協力することになった。
水の魅力伝え利用促進を/ノーリツ・東北福祉大と協定/おふろ部
仙台市水道局が「おふろ部」をはじめる。湯まわり器具のノーリツ、東北福祉大学と連携し取り組む。おふろ部とは、神戸市水道局とノーリツが中心となり平成28年から始めた産学官連携による取り組みで、大学生らが入浴の魅力などをテーマにした記事をSNS上に投稿し入浴習慣の定着をPRしたり、各種イベントを共同で開催していくもの。これまでに神戸市のほか名古屋市や三島市など6事業体と11大学が〝おふろ部員〟として活動しているといい、仙台市水道局は東北地方では初めて。
汚泥処理は「コンポスト化」/次期ビジョンの方向性等明示/滋賀県下水道審議会
第9回滋賀県下水道審議会が12月26日に県庁内で開催された。今回の議題は1.高島浄化センター次期汚泥処理方式の答申 2.「滋賀県下水道第2期中期ビジョン」の策定―。第3期(令和元年10月1日~3年9月30日)の会長に松井三郎・京都大学名誉教授、副会長に清水芳久・京都大学大学院教授を選出し、新委員3人の紹介、第3期委員の3部会(基本計画、経営、資源・エネルギー・新技術)の所属先が報告された。
冒頭、藤田喜世隆・滋賀県琵琶湖環境部技監が「効率的・効果的な下水道運営へ意見交換を」とあいさつ。松井会長は「新委員を交えて諸課題の対応策を提案へ」などと決意を述べた。