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2020年(令和2年) 3月 12日(第5398号)
「管路包括」ガイドライン改正へ/中小都市の導入念頭に/国交省
ベトナムで下水道管更生/無償資金協力で/JICA
「安全対策の徹底を」/下水道工事で要請/国交省
3D分水栓で試験施工/空気弁設置用の立管に/富田林市上下水道部
三重県・垂坂配水池で現場見学会/PCタンク新設をエアードームで/今年7月の運用開始に向け工事は着々と/エアードーム工法協会
ISO45001を取得/インフラ整備のトップ企業目指す/品質・環境・労働安全衛生を3本柱に/デック
下水処理場で循環型農業提案/ベンチャー企業の株式取得/メタウォーター
「管路包括」ガイドライン改正へ/中小都市の導入念頭に/国交省
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国土交通省下水道部は、「下水道管路施設の管理業務における包括的民間委託導入ガイドライン」を改正し、今年度内の公表を目指す。2月27日に開いた下水道管路施設の管理業務における民間活用手法導入に関する検討会(委員長=長岡裕・東京都市大学教授)の最終会合での審議内容を反映して改正ガイドライン案にとりまとめる。
ベトナムで下水道管更生/無償資金協力で/JICA
国際協力機構(JICA)は2月21日、ベトナム政府と「ホーチミン市非開削下水道管路更生計画」を対象に18億8200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結した。
同事業は、ホーチミン市において、老朽化した既設下水道管を更生することで、市中心部での排水・下水管網の排水能力、土圧・路面荷重などによる外圧への耐力の改善を図り、同地域の道路陥没事故のリスク軽減や公衆衛生環境の改善に寄与することを目的としている。
「安全対策の徹底を」/下水道工事で要請/国交省
国土交通省下水道部は2月28日、今年1月~2月にかけて発生した、はさまれ、墜落・転落、巻き込まれによる死亡事故の原因と再発防止策を記載した事務連絡を各団体の下水道担当課長宛てに発出し、下水道工事における安全対策を徹底するよう要請した。
3D分水栓で試験施工/空気弁設置用の立管に/富田林市上下水道部
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富田林市上下水道部はこのほど、水管橋の架け替え工事で、YONE(米田哲三社長)と共同研究を進めるサドルレスの3D SEAL分水栓(以下、3D分水栓)を採用し、水管橋から分岐を取って急速空気弁を設置する試験施工を行った。同部では、大口径管に取り付ける際の安価な製品コストや、穿孔部および管外面の腐食リスクの低さなど、サドルレス分水栓特有の特長を高く評価している。
三重県・垂坂配水池で現場見学会/PCタンク新設をエアードームで/今年7月の運用開始に向け工事は着々と/エアードーム工法協会
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エアードーム工法協会はこのほど、三重県企業庁北伊勢工業用水道事業・垂坂配水池築造工事の現場見学・技術説明会を行った。水道事業体職員ら約60人が参加し、工事概要の説明を受けた後、新設のPC配水池で建設が進むエアードーム工法の現場を視察した。
冒頭、北園英明・同協会広報部会長は「当工法は空気膜技術を応用したもので、環境にやさしく、労働力不足の解消につながる。さらに安全性向上、工期短縮など様々なメリットがある。垂坂配水池は316番目の工法施工となる。老朽化したPCタンクにも有効で実績も増えている」とあいさつ。
ISO45001を取得/インフラ整備のトップ企業目指す/品質・環境・労働安全衛生を3本柱に/デック
デック(川口真二社長)は、労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格「ISO45001」の認証を1月20日付で取得した。同社は2003年に品質マネジメントシステム「ISO9001」、2018年に環境マネジメントシステム「ISO14001」の認証を取得している。同社の黒沢乙彦・品質環境室長は「今後は、品質・環境・労働安全衛生のISO3本柱で、さらなるレベルアップをしつづけて、インフラ整備のトップ企業を目指していきたい」と話す。
下水処理場で循環型農業提案/ベンチャー企業の株式取得/メタウォーター
メタウォーターは、ベンチャー企業などへの同社の投資枠を活用し、魚と植物を同時に育てる循環型農業「アクアポニックス」を展開するプラントフォーム(本社:長岡市、山本祐二代表取締役)の第三者割当増資により同社の株式を取得する。メタウォーターでは今後、新たな産業と雇用創出を実現できるアクアポニックスを、多様化する上下水道事業体のニーズに応える新たなソリューションとして提案していく。