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2020年(令和2年) 7月 30日(第5430号)
中長期計画策定や耐水化を/気候変動を踏まえた下水道の都市浸水対策/国交省
連携して道志水源林を未来に/宅配らがウィコップ新規参画/横浜市水道局
VRで「実感できる札幌水道」を/全北海道広告協会賞で優秀賞/札幌市水道局
復旧マニュアル改訂を検討/人材の確保・育成にも注力/全管連総会
中長期計画策定や耐水化を/気候変動を踏まえた下水道の都市浸水対策/国交省
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国土交通省下水道部は、気候変動を踏まえた下水道による都市浸水対策の推進について提言をとりまとめた。下水道による都市浸水対策という観点から、気候変動を踏まえた中長期的な計画の検討、下水道施設の耐水化の推進、早期の安全度の向上、ソフト施策の更なる推進・強化、多様な主体との連携の強化に関して進めるべき施策を具体的に示している。昨年12月に「気候変動を踏まえた都市浸水対策に関する検討会」(委員長=古米弘明・東京大学大学院教授)を設置し、議論を深めてきた。
連携して道志水源林を未来に/宅配らがウィコップ新規参画/横浜市水道局
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横浜市水道局は、京三製作所と宅配の2者を、山梨県道志村に所有する水源林を企業・団体の寄附により整備を行う「水源エコプロジェクトW―eco・p(ウィコップ)」の新規参画企業に決定した。8日には協定式を開催、大久保智子・水道局長と玉木敏弥・京三製作所執行役員、斜森太郎・宅配代表取締役がそれぞれ協定書を取り交わした。
大久保局長は「W―eco・pは、企業・団体と横浜市が連携して、道志水源林を未来に引き継ぎ、守り育てる事業。今後は、新たに加わった新規参画企業の皆さまにお力添えをいただき、Win―Winの関係で互いに協力し、道志水源林の保全やPRに取り組んでまいりたい」と話している。
VRで「実感できる札幌水道」を/全北海道広告協会賞で優秀賞/札幌市水道局
札幌市水道局の「2019年度札幌水道じっかんキャンペーン 札幌水道VR」の取り組みが、第60回全北海道広告協会賞「インタラクティブ部門優秀賞」を受賞した。
同局は「実感できる札幌水道」をキャッチフレーズに、水道利用者が安全で良質な水道水の供給を実感し、水道局の取り組みの理解につながるよう、戦略的に広報事業を展開している。札幌水道VRは、普段入れない水道施設を自分の意思で360度自由に視点を動かして映像体験でき、水道について子どもから大人まで幅広い世代が楽しみながら学べるもの。水の流れを辿っていけるよう、定山渓ダム、白川取水堰のほか、白川浄水場、白川第3送水管工事、平岸配水池の5つのVR映像を平成29年度から複数年かけて制作し、同局ホームページで公開している。
復旧マニュアル改訂を検討/人材の確保・育成にも注力/全管連総会
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全国管工事業協同組合連合会(会長=藤川幸造・藤川建設代表取締役会長)は8日、東京・高輪の品川プリンスホテルで第60回通常総会を開き、令和元年度の事業報告および決算・監査報告を承認したほか、令和2年度の事業計画案、予算案、役員補充選挙などを審議、承認した。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、多くの会員が委任状を提出しており、座席間隔を空けての開催となった。
総会の冒頭、藤川会長は、「(令和2年7月豪雨について)今までになかったような線状降水帯の発生により、各地に大変な大雨被害をもたらしている。現地では地元(企業)が既に動いている。さらに要請があれば全管連では全力を挙げて支援していきたい」とあいさつし、「新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、今年10月に開催予定の全国大会は中止することとなった」と報告した。
令和2年度の事業計画では、改正水道法に盛り込まれた指定給水装置工事事業者の更新制度および付帯決議に盛り込まれた修繕時のトラブル防止や悪徳商法に関する情報提供、技術・技能の維持・向上のための研修などの充実を図るため、引き続き、日本水道協会、給水工事技術振興財団との連携を図っていく。また、平成25年に発行した「地震等緊急時における応急復旧工事対応マニュアル(改訂版)」の改訂を検討する。